後輩男子に思わずドキッ
サークルの飲み会でひとりぼっちになっていた私に、話しかけてくれた後輩男子。彼は私の隣に座ると、「先輩ともっと話してみたかったんです」と言ってくれました。ひとりだった私を気づかってくれたこともうれしかったですし、そんな言葉をかけられて、思わずドキドキ。彼はその後も私の話を楽しそうに聞いてくれ、気づけばすっかり彼のことが気になっていました。
この出来事をきっかけに、彼のことで頭がいっぱいになった私は、思い切って食事に誘ってみることに。すると、彼は快く応じてくれ、後日2人で食事へ行きました。
両思いだと確信した!?
食事中も会話が弾み、彼は私の話に興味を持って、いろいろと質問してくれました。そんな彼の様子に、私はますます期待してしまい……。今思えば、彼が私に好意を持っているという確証はどこにもなかったのですが、このときの私は「きっと両思いだろう」と、なぜか根拠のない自信を持ってしまったのです。そして、次に会ったときには彼に告白しようと心に決めました。
ところが、その後、なかなか彼と会えるタイミングがなく……。
そんなある日、サークルの先輩たちの雑談が偶然耳に入りました。その内容は、なんと彼がある後輩女子とドライブデートをしたというもの。自分の車の助手席に女の子を乗せるなんて、恋人同士に違いない……。そう思い込んだ私は、心の中で「彼女おったんかい!」と思わずツッコミを入れてしまいました。
勝手に両思いだと思い込んでいた自分が恥ずかしくなり、同時に、告白する前に失恋してしまったのだとショックを受けました。その夜は、彼への思いを諦めきれず、涙で枕を濡らしたのでした。
その後、彼に気持ちを伝えることはないまま、私の卒業が近づいてきました。卒業前、彼から「いろいろな意味でお世話になりました」と言われた際には、「いろいろな意味ってどういうこと!?」と、なんだか嫌味のように感じてしまったことを覚えています。
こうして、彼との関係は終わったのだと思っていました。ところが、それから約1年後のこと。突然、彼から電話がかかってきて、「会いたい」と言われたのです。さらに、「最近、あなたのことが気になります」と、思いがけない言葉まで。しかし、そのころには私の彼への気持ちはすっかり冷めていたため、特に進展することはありませんでしたが、「その言葉、1年前に聞きたかったな」とは思いました。
著者:小暮美奈子/40代女性・家事、育児、推し活に勤しむ専業主婦。最近の趣味はハンドメイド。
イラスト:たこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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