初めて泊まる義実家で…
結婚が決まったあと、夫の実家へあいさつに行くことになりました。遠方だったため、1泊2日の泊まりがけです。夫の両親とはそれまでに何度か会っていましたが、義実家に泊まるのは初めて。「失礼なことをしないようにしなきゃ」と考えていた私は、義実家に到着したときから緊張していました。
夕方になり、義母が用意してくれた料理を囲んで夕食がスタート。最初は緊張であまり話せなかったのですが、お酒好きな義父が「まあ、飲んで飲んで」とグラスにお酒を注いでくれました。
私もお酒は大好きなので、「ありがとうございます」といただくことに。これが、長い夜の始まりでした。
空になるたび注がれる私のグラス
義父は楽しそうに話しながら、私のグラスが空になるたびにお酒を注いでくれました。
結婚の話や夫の子どものころの話を聞いているうちに、緊張していた私も少しずつリラックス。すすめられるたびに「いただきます!」と飲んでいました。そこまでは覚えています。しかし、そのあとの記憶がありません。
次に気づいたとき、私は布団の中にいました。しかも、外はすっかり明るくなっています。不安になり、隣にいた夫に「昨日、私どうやって寝たの?」と恐る恐る聞きました。
翌朝、夫から聞いた真相
夫によると、酔っぱらった私はすっかり緊張がほぐれ、義父と楽しそうに話し続けていたそうです。さらに、義母が出してくれた料理を食べながら「おいしいです!」と何度も口にし、最後には義父と一緒に夫の子ども時代の写真を見て大笑いしていたとのこと。
それを聞いた私は、血の気が引きました。結婚のあいさつで泊まった義実家で、記憶をなくすほど酔っぱらってしまったのです。
慌てて義父と義母に謝ると、2人は笑いながら「楽しかったから大丈夫」と言ってくれました。その言葉を聞き、私はようやくほっとしました。
前夜の記憶がほとんどないことに気づいて青ざめましたが、笑って受け入れてくれた義両親に救われました。
今ではお酒を飲むとき、夫から「今日は記憶をなくさないでね」と笑われることも。恥ずかしい失敗ではありましたが、結果的に義両親との距離が縮まった、忘れられない思い出です。
著者:桜井萌/30代女性・京都府在住。看護師としてICUや透析室での勤務を経験後、WEB制作会社勤務を経て、現在はフリーランスのWEBデザイナーとして活動している。趣味は音楽。
イラスト:はせがわじゅん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
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