出発直前、社長に呼び出された夫
子ども2人の七五三を祝うため、3カ月前から大安の日に神社のご祈祷を予約していました。夫にも「この日は絶対に休みにしておいてね」と念押し。子どもたちの袴と着物の着付けに加え、私も行きつけの美容師さんに自宅まで来てもらい、髪を整えてもらいました。
家族全員の支度が終わり、いよいよ出発しようとしたそのときです。夫のスマホに、会社の社長から電話がかかってきました。税理士さんが来ることになったため、必要な書類を至急用意してほしいとのこと。
夫の勤め先は家族経営で、経理全般を担当しているのは夫です。社長は書類の場所がわからなかったようでした。
夫も「今日は子どもの七五三で……」と断ろうとしましたが、社長からは、「10分で終わるから!」と言われたそう。
結局、ご祈祷に間に合わず…
夫もすぐに戻れると思ったのでしょう。私と子どもたちを残して会社へ向かってしまいました。
しかし、待っても夫は戻ってきません。予約していたご祈祷の時間は迫っています。
これ以上待つことはできず、私は子どもたちだけを連れて神社へ向かうことにしました。
結局、夫はご祈祷には間に合わず、神社へ行ったのは私と子どもたちだけ。夫が戻ってきたのは、予約していた昼食の時間でした。
3カ月も前から予定を空け、この日のために家族みんなで準備してきたのに……。どうして今日に限って、と悔しい気持ちでいっぱいでした。
夫もご祈祷に立ち会えなかったことを後悔していたようで、「10分くらいなら大丈夫だと思って行ってしまったけど、今日は断るべきだった。本当にごめん」と謝ってくれました。
夫婦で話し合い、夫が決めたこと
私は夫に、「仕事が大切なのはわかる。でも、ずっと前から決まっていた家族の大切な予定まで後回しにされたら悲しい」と正直な気持ちを伝えました。
すると夫も、「これからは家族の大事な予定がある日は、緊急でない限りきっぱり断る」と約束してくれました。
その後、せめて家族写真だけでも残したいと、食事を終えてからもう一度みんなで神社へ行くことに。今度は夫も一緒に並び、ようやく家族そろって記念写真を撮ることができました。
子どもたちは「今度はパパも一緒だね!」とうれしそう。その笑顔を見て、私の気持ちも少し和らぎました。
それ以来、夫はあらかじめ家族の大切な予定が入っている日に仕事を頼まれても、緊急でなければ「今日は家族との予定があります」と断るようになりました。
家族写真は撮り直すことができても、七五三のご祈祷を家族全員で迎えるはずだった時間は戻ってきません。それでも、この出来事をきっかけに夫婦で仕事と家族の予定についてきちんと話し合い、夫の行動も変わったことはよかったと思っています。
著者:田辺美優/30代女性・在宅業務委託。3歳・6歳の一男一女を育てる母。Webメディア関係の仕事をしています。趣味はバドミントン。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年9月)
※AI生成画像を使用しています
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