「どうして私だけ?」義実家のお風呂で困惑
さらに、浴槽のお湯もすっかり冷めていて……。慌てて窓を閉めましたが、浴室には冷気がこもったままでした。
「追い焚きしてもいいですか?」と聞く勇気も持てず、私は歯をガチガチ鳴らしながら湯船へ。少しでも温かい場所はないかと探すように浸かりましたが、シャワーを浴びてもなかなか体は温まりません。足元から冷え込む浴室に、「さすが雪国……」と圧倒されたのを覚えています。
あまりの寒さに、「もしかして、これは嫁いびり? 私、歓迎されていないのでは……?」と不安になりました。しかも、私より先にお風呂に入った夫は、湯上がりで顔を真っ赤にしており、どうやら温かいお風呂に入っていた様子。「どうして私のときだけこんなに冷たいの……?」と、胸がざわつきました。
寝る前に夫へそれとなく確認すると、夫は「あっ!」という顔をして、「そうだ。母さん、暑がりだから、お風呂に入ったあと窓を全開にして換気する癖があるんだった。忘れてた」とひと言。夫も5年ぶりくらいの帰省だったため、すっかり忘れていたようです。
それ以降は、夫がお風呂から上がったら、義母が窓を開ける前に続けて私も入るようにしました。
その後、義母と付き合っていくうちに、嫁いびりとはまったく無縁で、むしろ驚くほど天然な人だと判明。あの日のことも、私を困らせようとしたわけではなく、いつもの癖だったようです。ひとりで「嫁いびりかも」と震えていたことを、今では少し笑える思い出として振り返っています。
◇ ◇ ◇
義実家を訪れると、自分の家庭とは違う習慣やルールに驚くこともありますよね。違和感を覚えたときは、ひとりで思い悩まず、夫や家族に聞いてみてもいいかもしれません。ちょっとした確認で、「そういうことだったのか」と安心できることもありそうですね。
著者:坂本えみ/40代 女性・主婦。5歳の男の子を育てる母。遠方に住む義母とは良好な関係。
イラスト:あやこさん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年9月)
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