エレベーターで響く泣き声に文句を言われてしまい…
子どもと一緒にお出かけをしていたときのことです。エレベーターに乗っている最中、突然子どもが激しく泣き出してしまいました。
眠かったのかひどく機嫌が悪く、抱っこをして必死にあやしても、なかなか泣き止んでくれません。すると、一緒に乗っていた方から「うるさいんだけど」「静かにさせろよ」と強い口調で言われてしまったのです。
もともと焦っていたところに冷たい言葉を浴び、申し訳なさとパニックでどうしていいかわからなくなりました。
「小さな子どもだから仕方ない」と頭の片隅で思いつつも、密室で周りに迷惑をかけている状況がいたたまれません。ただひたすら「すみません、すみません」と謝り続けるしかありませんでした。
その時、近くにいた別の方が「あなた何言ってるんですか? しょうがないじゃないですか。小さい子なんだから」と声を上げ、私をかばってくれたのです。さらには、私に対して「気にしないでね」と声をかけてくださる方々も。
その一言を聞いた瞬間、ピンと張りつめていた緊張がフッと軽くなり、涙が出そうなくらいホッとしました。
ほんの数十秒の出来事ですが、見知らぬ方のやさしさが今も強く印象に残っています。目的の階で降りる際、助けてくださった方にはきちんとお礼を伝えました。
公共の場で子どもが泣き止まないと、親は周りの目が気になって本当に焦ってしまうものです。今振り返れば、一度エレベーターを降りて子どもを落ち着かせるなど、ほかにできることもあったかもしれません。子どもだから仕方ないと思うだけでなく、周囲への配慮も忘れないようにしたいと思いました。
一方で、あのときのように追い詰められていると、冷静に判断できないこともあるのだと感じました。そんな状況で誰かが味方になってくれることが、どれほど親の心を救ってくれるかが身に染みてわかったのです。
いつか私も、街で困っている親子を見かけたときは、温かい気持ちでそっと見守り、必要なときには寄り添える人でありたいと思っています。
著者:伊藤潤和/20代女性/3歳の子どもを育てる母。東京在住の会社員。趣味は映画鑑賞。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
※AI生成画像を使用しています
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