気合いを入れて夏期講習へ!
当時、私は塾で仲良くなった男の子に片思いをしていました。
普段は制服姿で会うことが多かったのですが、夏休み中の夏期講習は私服で通います。そこで私は、「いつもと違う姿を見せられるかも」と、ひそかに気合いを入れていました。
ある日、当時流行していたミニ丈のチュールスカートを選び、鏡の前で何度もチェック。
「今日の私、完璧かも!」
そんなことを思いながら、意気揚々と塾へ向かいました。
授業の合間にトイレへ行き、教室へ戻ろうと廊下を歩いていたときのことです。突然、後ろから声をかけられました。
振り返ると、そこにいたのは気になっていた彼。彼が声をかけてくれたことがうれしくて、私は内心ドキドキしていました。
ところが、少し気まずそうな表情をした彼から出てきたのは、まったく予想していなかった言葉でした。
「スカート、中に入ってるよ……」
慌てて確認すると、トイレに行った際にスカートの後ろ側の裾がウエスト部分に挟まってしまったようで、下着が丸見えになっていたのです。しかも服には気合いを入れていたのに、よりによって下着はおしゃれとは程遠いもの。
「かわいいね」と言ってもらえるかも……なんて期待していた自分が一気に恥ずかしくなり、顔から火が出そうでした。
◇ ◇ ◇ ◇
恥ずかしすぎて、そのときは彼の顔をまともに見られませんでした。しかしその後、なんと彼とはお付き合いすることに。付き合い始めてから、彼に「あんなふうに下着が丸見えになってる人、初めて見たよ」と笑われたこともありました。
現在はお互い別の人と結婚し、ほとんど連絡を取ることもありません。それでも、かわいく見せようと張り切った結果、まったく違う意味で彼の印象に残ってしまったあの日のことは、今でも忘れられません。
著者:松尾琴美/30代女性・0歳児を育てる1児の母。整理整頓が苦手な専業主婦。恋リアにハマっています。
イラスト:こまつもえか
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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