娘を傷つけた慰謝料払って
アヤカさんは、娘さんを置いてひとりで出かけようとしました。私は「預かることに同意していません」と伝え、それでも出かけるなら児童相談所に相談すると告げました。
ユウタも「置いていくなって言ってるんだよ」「親だろ、アヤカ」ときっぱり。アヤカさんは怒っていましたが、その日はなんとか実家へ戻ってくれました。
けれど翌朝、ユウタを見送ったあと、私がゴミ出しに向かうと……。










サキさんがゴミ出しへ向かうと、マンションの前には義母と義妹の姿がありました。義母は「話があって来たの」と言い、強引にサキさんの家へ。リビングに入るなり、義母は義妹の肩を抱き、「うちのアヤカがどれだけ傷ついたと思ってるの?」と、サキさんに詰め寄ります。
義妹も「児童相談所なんて言われて……怖くて……」「私、悪い母親なのかな……」と、被害者のように振る舞います。サキさんは、義妹が娘を置いて出かけようとしたため、預かれないと伝えただけだと説明しますが、義母は聞く耳を持ちません。
さらに義母は、サキさんの前に手書きの請求書を突きつけます。そこには、精神的苦痛の慰謝料や就職活動を邪魔されたお詫び代、子どもの心のケア代として、合計10万円を請求する内容が書かれていました。
困惑するサキさんに、義母は「アヤカはあなたに傷つけられたの」と一方的に責め続けます。サキさんは怒りをこらえながら、「支えることと押しつけられること、それとお金を要求することは別だと思います」と冷静に返しますが……。
義母は「きちんと誠意を見せなさい」と引きません。そのとき、アイリちゃんの泣き声が響き、サキさんは「今日はお引き取りください」と告げます。義母は「せ・い・い、忘れないでちょうだい」と言い残して帰っていきました。
サキさんは、ユウタさんに連絡する隙もなかったことに気づきながら、また義母が「家族」を理由にお金を求めてきたのだと、理不尽さをかみしめるのでした。
◇ ◇ ◇
子育て中の大変さや不安に寄り添うことは大切です。しかし、自分の都合のいい部分だけを切り取り、相手を一方的に悪者にして金銭を要求するのは、助け合いとは言えません。
相手に何かを指摘されたとき、傷ついた気持ちだけを主張するのではなく、なぜそう言われたのかを振り返ることも必要ではないでしょうか。家族間であっても、理不尽な要求をされたときは感情に流されず、事実を整理して、必要以上に背負い込まないようにしたいですね。
miyuka
親族から金をむしり取る事のみで、自身で努力する事を全く考えていない。
義妹がシングルマザーになった理由も見えてきた気がします。
児童相談所の件もそうですけど、弁護士事務所への相談等も視野に入れながらきちんとした法的な対応に向かって良い段階だと思います。
状況によっては義父との対応も視野に入れた「絶縁」もありだと思えてきました。