私の家は名前呼び
両親だけでなく、祖父母やきょうだい同士でも下の名前で呼び合っています。小さいころからそれが当たり前だったので、私たちきょうだいにとってはごく普通のことでしたが、これから家族になる人を少し驚かせてしまうかもしれないと思い、結婚前に話しておきました。
すると夫も、「うちの家族も呼び方がちょっと変わってるんだよ」と言うのです。気になって聞いてみると、自分の父のことを名字に「君」を付けて呼んでいるとのこと。つまり、家族みんなが「◯◯君」と呼んでいるのだそうです。家族全員が同じ姓なのに、なぜお義父さんだけ「◯◯君」なのかと、とても驚きました。
夫の話では、義母と義父は子どものころからの同級生で、当時から「◯◯君」と呼んでいたそうです。結婚後も呼び方を変えられず、そのまま呼び続けていたところ、子どもたちもそれを聞いて自然と「◯◯君」と呼ぶようになったのだとか。
私が「そんな家庭があるの!?」と驚いていると、夫が笑いながら言いました。「うちは父親だけが特殊だけど、名前を呼び合うのも結構びっくりだよ」と。なるほどと思いつつも、家庭それぞれに呼び方のクセがあるんだなと実感しました。
私の家も十分個性的だと自覚していましたが、他の家庭の話を聞くと、つい自分の家族のことを棚に上げて「そんな家庭があるの!?」と驚いてしまいます。それでも、「おかしいよ」と否定するのではなく、「十人十色だね」と受け入れられる自分でいたいと思いました。
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家庭によって「当たり前」はさまざま。自分と異なる価値観や習慣に出会ったときも、「おかしい」と否定するのではなく、「そういう家もあるんだな」と受け入れる心の余裕を持ちたいですね。
著者:柴田かおり/40代・女性・パート。2人の子どもを育てる主婦。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています