大変な仕事の中での楽しみ
コールセンターの仕事は、お客様から厳しい言葉を受けることもあり、気を張る毎日でした。仕事が終わるころには、ぐったりしてしまう日も少なくありません。
そんな私のちょっとしたストレス発散方法は、お菓子を食べること。勤務中も飴を口にして、気分転換することがありました。
大変な仕事ではありましたが、実は出勤するのが少し楽しみでもありました。当時の職場には、私がひそかに気になっている年上の上司がいたのです。さわやかで仕事もできる彼を見ると、「今日も頑張ろう」と思えることがありました。
そんなある日、お客様から理不尽なことで強く怒られ、私はすっかり疲れ果ててしまいました。
「今日はもう好きなものを食べよう!」
そう思った私は、仕事帰りにコンビニへ立ち寄り、大きめの袋に入ったスナック菓子を購入。その場で袋を開けると、歩きながら次々と口へ運んでいきました。
しかも、それだけでは物足りず、途中でもう一軒コンビニへ。別のお菓子も購入し、食べながら帰ったことで、ようやく気持ちも落ち着きました。
「昨日さ、見かけたよ」
翌日、いつものように仕事をしていると、気になっていた上司から声をかけられました。
「昨日さ、帰りに見かけたよ」
その言葉を聞いた瞬間、前日の自分の姿を思い出してドキッ。嫌な予感がした次の瞬間、上司はこう続けました。
「〇〇さん(私)って、歩きながらお菓子食べるんだね」
やはり、よりによってあの姿を見られていたのです。気になっていた相手にはできれば見られたくない姿を、しっかり目撃されてしまいました。
上司はからかうような様子ではなく、何気なく話しているだけ。それでも私は恥ずかしさでいっぱいになり、「よりによって、なんで昨日なの……」と心の中で嘆きました。
この出来事以来、仕事帰りに歩きながらお菓子を食べるのはやめるようになりました。また、ストレスがたまったとき用に、バッグには飴などの小さなお菓子を入れておくようにしています。
そういえば子どものころ、「歩きながら食べない!」とよく言われていたことを、このとき久しぶりに思い出しました。誰に見られているかわからないからこそ、外では少し周囲を意識して行動しようと思った出来事です。
著者:相内きさき/40代女性・派遣社員。適度に働き、のんびり暮らす日々。老後のための預貯金が趣味。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
※AI生成画像を使用しています
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