既婚男性との関係が妻に知られてしまった
当時、女性の後輩は、私の同級生でもある既婚男性と体の関係を持っていました。
一方、後から聞いた話では、関係を積極的に求めていたのは男性側だったそうです。後輩と男性は恋人として交際していたわけではありませんでした。
やがて、2人の関係が男性の妻に知られてしまいました。
後輩も、相手が既婚者だと知ったうえで関係を持っていたため、自分にも責任があると受け止めていました。
後輩が話し合いの場に臨む前に、夫婦の間でも話し合いがおこなわれ、離婚しない方針で話がまとまっていたそうです。
その後、後輩は男性の妻や、その周囲の人たちと話し合うことになりました。
書面にその場でサイン
話し合いの場所は、飲食店のボックス席だったと言います。そこには妻だけでなく複数の人が同席しており、後輩はひとりで何人もの人から責められる状況になりました。
後輩によると、厳しい言葉を次々に浴びせられ、精神的にもかなり追い詰められていたそうです。
その場で渡されたのは、慰謝料として数百万円を支払うことなどを求める書面でした。
さらに、夫婦が使っていたベッドについても、「もう使いたくない」という理由で、買い替え費用を負担するよう求められたと言います。
後輩は冷静に考える余裕を失い、提示された書面にその場でサインしてしまいました。
後から聞いたところ、その書面は専門家が作成したものではなく、周囲の人たちが調べながら作ったものだったそうです。
翌日、弁護士に相談することに
翌日、後輩の様子を見た別の友人から、私のところに電話で連絡がありました。
事情を聞いた私は、友人に頼んでその場にいた後輩に代わってもらい、
「払うべきものがあるとしても、その金額や書面の内容が妥当なのかは別の話だから、一度弁護士に相談したほうがいいのでは」
と、後輩にだけこっそり伝えました。
私がこうした助言をしたという話が広まれば、私まで相手側とのもめごとに巻き込まれるかもしれないという不安があったためです。
そこで後輩は、法テラスなどを利用して弁護士に相談することになりました。
相談先では、書面の内容だけでなく、どのような状況で署名したのかも含めて検討する必要があると説明されたそうです。
最終的には、最初に提示された額をそのまま支払うという形にはならず、改めて話し合いがおこなわれました。
そして、後輩も自分の責任を認めたうえで、双方が合意した金額を分割で支払うことで決着したと聞いています。
まとめ
今回の出来事で、自分に非があると感じていると「相手の言うとおりにするしかない」と思い込みやすいことに気付きました。後輩も自分の責任は受け止めていましたが、責任を認めることと、提示された条件をそのまま受け入れることは同じではないのだと思います。
私にできたのは、代わりに判断したり相手を責めたりするのではなく、「一度、専門家に相談してみたら」と伝えることでした。知人同士の問題への関わり方に正解はありませんが、追い詰められているとき、第三者のひと言が別の選択肢に気付くきっかけになることもあると学びました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:小林真帆/30代女性・会社員
イラスト:ゆる山まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年9月)
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