ATMを占領する女性⇒予想外の理由
ATMを利用しようとすると、ひとりの女性が何度も操作を繰り返し、15分以上も使い続けていました。後ろにはいつの間にか長蛇の列ができています。
私は列の一番前で待っていたため、思い切って「何かお困りですか? 15分以上使われていて、後ろにもたくさんの方が並んでいるので……。もしわからないことがあるようでしたら、いったん離れて、こちらの機械に書いてある電話番号に問い合わせてみたほうがいいと思いますよ」と声をかけました。
すると女性は、満面の笑みで振り返り、「違うのよ! 意地悪で占領してたんじゃないの! 振り込みをしたあとに、もしかしてこのATMにスキミングの機械が付いてたんじゃないかって心配になって……。念のためカードの差し込み口を確認して、通帳も記帳して、不審な取引がないか確かめてたのよ! 私が確認しておけば、ほかの人のためにもなるでしょ!」と、誇らしげに言うのです。
思いがけない返答に「えっ……?」と戸惑いつつも、「ありがとうございます。そろそろ使っても大丈夫そうですか?」とおずおず尋ねると、「うーん、そうね! どうぞ! 感謝してね!」と言い、ようやくATMの前を離れてくれました。
私は後ろに並んでいた人と思わず顔を見合わせ、とりあえず急いでお金を下ろしました。
知らない人に声をかけるのは勇気がいりますが、今回のような場面では、周囲の人と協力しながら声をかけることも必要なのかもしれないと感じた出来事です。
◇ ◇ ◇
ATMは多くの人が利用する場所だからこそ、ひとりで長時間使い続けると、後ろの人を待たせてしまうこともあります。操作方法がわからないときや、防犯面で気になることがある場合は、無理に自分だけで解決しようとせず、記載されている連絡先や銀行へ問い合わせると安心ですね。
著者:竹内はるか/30代女性・会社員。1歳の女の子を育てるママ。住宅ローンの返済のため、夫と共働きで家計を支えている。
イラスト:ホッター
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年9月)
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