体調不良の義母「今日はあなたが全部やってね!」
結婚して二度目のお盆。私は夫とともに義実家へ帰省しました。その日は義弟も帰省していて、久しぶりに家族が集まり、にぎやかな雰囲気でした。
しかし、義実家に着いてすぐ、私は義母の様子がいつもと違うことに気づきました。もともと気難しいところがある義母だったため、私は義実家へ行くと、つい義母の機嫌をうかがってしまいます。
聞けば、義母は数日前から風邪を引いていたとのこと。昼食を準備する時間になると、「私は具合が悪いから、今日はあなたが全部やってね!」と私に冷たく言いました。体調が悪いなら仕方がないと思いつつも、一方的な言い方に少しカチンとしてしまいました。
それでも、せっかくのお盆休みです。遠方から義弟も帰省していたため、気持ちを切り替えて昼食の準備を始めました。
私が慣れない義実家のキッチンでひとり料理をしている間、義母はリビングで義父や夫、義弟と楽しそうに話しています。「具合が悪いんじゃなかったのかな……」と思いましたが、何も言わずに料理を続けました。
そんな中、義弟が私の仕事について話を振ってくれました。そこからみんなで会話が盛り上がり、私もしばらく料理の手を止めて、楽しく話し込んでいました。
ふと気づくと義母がいない!?
ところが、ふと気づくと義母の姿がありません。「あれ、お義母さんは?」と尋ねると、夫は「トイレじゃない?」と言います。しかし、しばらく待っても戻ってきません。
私がトイレを確認しても、義母はいませんでした。「お義母さん、トイレにいないよ。どこに行ったんだろう?」と伝えると、夫たちも心配し始めます。
義父が玄関を確認すると、義母のサンダルもありません。しかも、義母のスマホはリビングに置かれたままです。
私はふと、「さっき、みんなが私の話で盛り上がっていたから、お義母さんは気を悪くしたのかな」と口にしました。しかし夫たちは、「まさか、そんなことで出て行かないでしょ」と笑っていました。
それでも義母はなかなか戻ってきません。みんなで近所を探し回りましたが見つからず、行き先にも心当たりがありません。時間がたつにつれ、「体調も悪いのに大丈夫かな……」と、私たちも本気で心配になってきました。
約2時間後、帰宅した義母のひと言
結局、義母が帰ってきたのは、それから2時間近くたってからでした。暑い中、屋外をサンダルで長時間歩いていたらしく、ぐったりと疲れた様子です。
義父が「どこに行っていたんだ? 具合が悪いのに……」と尋ねると、義母は「別にどこだっていいじゃない。どうせ私のことなんてどうでもいいんでしょ? みんなで楽しく話していれば?」とボソボソと答えました。
すると、いつもは穏やかな義父が「そんなことで、みんなに心配かけたらいけないだろう!」と珍しく強い口調で義母を注意しました。
大事に至らず、義母が無事に帰ってきたことにはホッとしました。その後、義母の体調は回復しましたが、あの日の出来事について改めて話すことはありませんでした。
義母があの日どんな気持ちだったのか、本当のところはわかりません。何か思うことがあるときには、黙って姿を消すのではなく、言葉で伝えてほしいと思った出来事でした。
ただ、「どうせ私のことなんてどうでもいいんでしょ?」という言葉を聞き、寂しさや疎外感のようなものもあったのかもしれないと感じました。それ以来、夫には「たまにはお義母さんに電話やLINEをして、ゆっくり話を聞いてあげたら?」と伝えています。私も無理のない範囲で義母と連絡を取るようになりました。
著者:直野りんこ/40代女性。2011年生まれの息子と2015年生まれの娘、2人の子どもの育児に奮闘中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年9月)
※AI生成画像を使用しています