

入籍当日にまさかの記入ミス
2人にとって思い入れのある日を入籍日に決めた僕たちは、その日に婚姻届を提出できるよう、数カ月前から準備を進めていました。
婚姻届は数日前には書き終えており、あとは提出するだけ。ところが入籍当日、念のため確認していた妻が突然声を上げました。
「大変! ここ間違ってる!」
妻に言われて婚姻届を確認すると、僕の本籍欄に記入ミスがありました。
提出前に気づけてよかったとホッとしたのもつかの間、今度は妻が別の箇所を指さしました。
「待って! お父さんのところも間違ってる!」
なんと、妻のお父さんに記入してもらった証人欄にもミスが見つかったのです。
自分たちの欄ならすぐに対応できますが、証人欄となるとそうはいきません。
「今日、出せないかも……」
どうしてもこの日に入籍したかった僕たちは、一気に焦り始めました。
証人のもとへ大急ぎ!
すぐに妻がお父さんへ電話をかけると、「今日はもうすぐ出かけるよ」とのこと。事情を説明し、少しだけ出発を待ってもらうことになりました。
僕たちは婚姻届を持って、急いで妻の実家へ。間違っていた箇所を確認してもらい、その場で修正することができました。
しかし、まだ安心はできません。
「今度こそ大丈夫だよね?」
何度も婚姻届を確認し、そのまま役所へ向かいました。
無事に提出できてホッ
役所に到着すると、さっそく窓口で婚姻届を確認してもらいました。
職員さんが書類をチェックしている間も、「また何か間違っていたらどうしよう」と落ち着きません。
そして――。
職員さんから「問題ありません。このまま受理しますね」と言われた瞬間、ようやく肩の力が抜けました。
「よかった~~!」
朝から張り詰めていた緊張が一気にほどけ、僕たちは安心のあまり、その場にへたり込んでしまいました。
余裕をもって準備したつもりだったのに、まさか入籍当日にこれほど慌てることになるとは思ってもいませんでした。
当時は冷や汗をかきましたが、今では結婚記念日を迎えるたびに「あの日は大変だったね」と妻と笑い合っています。大切な書類ほど「書いたから大丈夫」と安心せず、提出前にしっかり確認することが大切だと感じた出来事です。
著者:高橋健一/50代男性・会社員。趣味は温泉巡りと、休日にのんびり家庭菜園をいじることです。
作画:まっふ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
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