「服に数万円はもったいない」
ある日、彼と一緒に買い物をしていたときのことです。
私が数万円ほどする洋服を見ていると、彼は値札を見て驚いた様子で、「服にそんなお金かけるの? もったいなくない?」と言いました。
私は、気に入った服なら長く着たいと思うタイプ。何年も着ることを考えれば、数万円でもそこまで高いとは感じていませんでした。
しかし、彼は普段から洋服にはあまりお金をかけない人で、数万円する服を見ると「高い」と感じるようでした。
そんな彼を見て、私はてっきり、お金を使うこと自体にかなり慎重なタイプなのだと思っていたのですが……。
そんな彼が買ったものは…
ところが後日、彼が自分の車を購入したと知りました。
しかも選んだのは、有名な外国車。大学生だった彼にとっては、かなり大きな買い物だったと思います。
洋服の数万円には「もったいない」と言っていたのに、車には何百万円というお金をかける彼。私は思わず、「車にはそんなにお金をかけるんだ……!」と驚いてしまいました。
私からすると、その金額差があまりにも大きく、最初は「やっぱり金銭感覚が合わないのかも」と感じました。
ただ、彼の話を聞いてみると、彼にとって洋服は消耗品に近く、必要以上にお金をかけたいものではないとのこと。一方で、車は長く使えて、自分の満足感も大きいものだから、お金をかける価値があると考えていたようです。
話を聞いて、「節約したい」というより、何にお金を使いたいかがはっきりしている人なのだとわかりました。
この出来事をきっかけに、彼とはお互いに「何にお金をかけたいか」を話すようになりました。人によって価値を感じるものは大きく違うのだとわかった一方で、自分とは違うからといって、相手のお金の使い方を否定するのも違うのかもしれないと感じています。
著者:加藤祐美/20代女性・都内の大学に通う大学生。週一回のバイトをしながら部活動に励んでいます。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年9月)
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