妊娠中に「席譲れ!」と言われ…
すると途中の駅から乗ってきた年配の男性が私の目の前に立ち、大きな声で「若いんだからお年寄りに席を譲りなさい」と高圧的に言ってきました。周りの視線が一斉に私に集まり、申し訳なさと恐怖で冷や汗が吹き出しました。私は震える手でバッグのマタニティマークを示し、「すみません、妊娠中で体調が悪くて立ち上がれません」と小さな声で伝えました。
しかし男性は納得がいかない様子で「そんなマークを見せて言い訳するな!」と不満げに吐き捨てます。あまりの理不尽さに涙が出そうになりましたが、隣に座っていた女性が「この方、本当につらそうですよ」と助け舟を出してくださり、その男性は気まずそうに別の車両へ移動していきました。
その後その女性からは「私が譲るべきだったかもしれませんが、あの男性に隣に座られるのは怖いかなと思って……」と伝えられ、細かなところまで気遣ってくれていたことがわかりました。
見た目で判断され責められたときはショックでしたが、周囲のやさしいフォローに救われ、温かい気持ちになった今回の一件。外見ではわからない事情や体調不良もあるため、決めつけで批判せず、思いやりの心を持つことの大切さも実感しました。それ以来、体調が厳しいときは無理せず途中で降りて休むなど、自分の身を守る行動を意識しています。
◇ ◇ ◇
外見だけではわからない事情や体調不良を抱えている人もいますよね。体調が悪いときには、遠慮せずに声を上げられること、そして周囲もその声を受け止め、思いやりを持って接することが大切なのではないでしょうか。必要としている人が安心して席を利用できるよう、互いに思いやりを持てるといいですね。
著者:近藤 由紀/30代女性・会社員
現在第2子を妊娠中のママ。通勤電車に揺られながら日々仕事を頑張っている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年10月)
※AI生成画像を使用しています
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