雨の日になると車の前で待つママ友
子どもが保育園に通い始めた2歳ごろのことです。私は毎朝、車で子どもを保育園へ送り、そのまま仕事に向かっていました。
ある雨の日、子どもを保育園に送り届けて車に戻ると、同じ保育園に子どもを通わせているママ友が、困ったような顔をして立っていました。
「雨がひどくて大変で……。駅まで乗せていってもらえない?」
その日は時間にも少し余裕があったので、「駅までなら」と思い、車に乗せてあげることにしました。ママ友も感謝してくれて、私も少しでも役に立てたならよかったと思っていたのです。
ところが、それからというもの、雨が降るたびにママ友から「今日も駅までお願いできる?」と頼まれるようになりました。
最初は困っているなら助けたいと思っていましたが、毎回となると話は別です。駅まで送るには時間がかかり、その後の仕事にも影響が出始めました。
しかも、雨の日になると私の車の近くで待っていることもあり、次第に「今日も頼まれるのかな……」と気が重くなるようになってしまったのです。
このままでは、親切心で始めたことが自分の負担になってしまう。そう感じた私は、思い切って断ることにしました。
ある雨の日、いつものように駅まで送ってほしいと頼まれた私は、ママ友にこう伝えました。
「ごめんね。最近は仕事の都合もあって、駅まで送っていくのが難しいんだ」
するとママ友は、「でも、どうせ駅のほうまで行くんでしょう?」と言ってきました。
たしかに、駅まで送るのはほんの少しの寄り道かもしれません。でも、朝のバタバタした時間帯は、その「ちょっと」が大きな負担になります。
私が改めて仕事の時間に余裕がないことを伝えると、ママ友は少し気まずそうな表情を浮かべ、「そっか、わかった。今まで無理させてたのかな。ごめんね」と言ってくれました。それ以降、雨の日でも車の前で待たれたり、駅までの送迎を頼まれたりすることはなくなりました。
最初は親切のつもりで引き受けたことでしたが、繰り返すうちに負担を感じるようになってしまいました。ママ友を助けたいという気持ちもありますが、自分の生活や仕事に無理が生じてまで引き受ける必要はないのだと感じました。
ママ友との関係を大切にするためにも、自分にできることと難しいことをきちんと伝え、適度な距離感を保つことが大切なのだと感じた出来事でした。
著者:鈴木香織/30代女性/4歳の息子を育てるワーママ。平日のバタバタした送迎が毎日の大仕事
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年9月)
※AI生成画像を使用しています
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