2学期も半ばを過ぎたある日、担任の先生から電話がありました。「今日、娘さんが喧嘩をしてしまって……」てっきりお友だちとの喧嘩だと思った私。ところが、相手は自分だというのです。つまり、担任の先生……! 思いがけない展開に、サーッと青ざめました。
なぜ喧嘩になったのか?
授業が始まる少し前、教室でちょっとしたいたずらが見つかったそうです。先生は、近くにいたAくんがやったと思い込み、「Aくんでしょう?」と注意しました。でも、Aくんのことをたまたま見ていた娘は、Aくんがやったのではないと知っていました。
うまく言い返せずに黙ってしまったAくんを見て、娘は思わず「Aくんはやってない!」と声を上げたのです。先生は「今はAくんとお話ししているから、席に戻りなさい」と伝えましたが、娘も「でも、やってないもん!」と譲らなかったそう。
すると、周りにいた子どもたちも「Aくんじゃないよ!」「でも、近くにいたよ!」と口々に話し始め、教室はちょっとした騒ぎに。先生と子どもたちが言い合う、まるでけんかのような雰囲気になってしまったそうです。
喧嘩の結末は?
先生はいったんその場を収め、あとから改めて子どもたちに話を聞きました。すると、いたずらをしたのは別の子で、Aくんは何もしていなかったと判明。娘の言っていたことが正しかったのです。
先生はAくんに「ちゃんと確かめずに、Aくんがやったと決めつけてごめんね」と謝り、娘にも「あなたの話もちゃんと聞くべきだったね。ごめんなさい」と伝えたそうです。電話口でも先生は、自分の思い込みが原因で騒ぎになってしまったことを説明し、反省している様子でした。
私もまさか娘が先生とけんかをするとは思っていませんでしたが、先生が自分の間違いを認め、子どもたちにきちんと謝ってくれたことに安心しました。
帰宅後、娘にも話を聞き、Aくんのために声を上げたことは立派だったと伝えました。そのうえで、自分が正しいと思っていても、相手の話を聞き、落ち着いて伝えることが大切だと話しました。
その後も娘と担任の先生の関係がこじれることはなく、ほっとしました。今回の出来事は、娘にとっても先生にとっても、お互いの話に耳を傾ける大切さを考えるきっかけになったのではないかと思います。
◇ ◇ ◇
子どもが学校でトラブルになったと聞くと、親は驚いてしまいますよね。けれど、その背景には、子どもなりの考えや思いがある場合もあります。頭ごなしに叱るのではなく、まずは何があったのかを落ち着いて聞くこと。そして、正しいと思うことを相手に届く形で伝える方法を、一緒に考えていけるといいですね。
著者:佐藤 はな/30代女性/3歳と10歳の姉妹を育てる母。医療事務として勤務。趣味は映画鑑賞です。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年10月)
※AI生成画像を使用しています
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