強い口調で呼び止められて
集積所の空いているスペースにごみ袋を置こうとした瞬間、近所に住む年配の女性がやってきました。「ちょっと! 間違ってる! 勝手に置かないで!」
いきなり強い口調で注意され、私はびっくり。分別も曜日も確認していたため、何が間違っているのかわかりません。戸惑いながら理由を尋ねると、女性はこう言いました。
「ここは左端から順番に詰めて置く決まりなの! そこに置かれたら困るでしょ!」どうやら、その集積所では、ごみ袋を左側から順番に並べるという独自のルールがあったようです。
自治体のパンフレットには書かれていない決まりだったため、引っ越してきたばかりの私は知りませんでした。あまりの剣幕に戸惑いましたが、「知らずに申し訳ありません。教えていただきありがとうございます」と伝え、ごみを置き直しました。
その後の関係は……
それからは教えてもらった出し方を守るようにしました。すると、最初は厳しい印象だった女性も、次第に態度がやわらかくなり、「ちゃんと覚えてくれたのね」と声をかけてくれるように。今では道で会うと、笑顔であいさつを交わす関係になりました。
今回のことで、自治体の案内だけではわからない地域独自の決まりもあるのだと知りました。新しい場所で暮らすときは、自治会や近所の人に、ほかにも知っておくべきルールがないか確認しておくことも大切だと感じた出来事です。
◇ ◇ ◇
ごみ出しのルールをきちんと確認していても、集積所ごとの細かな決まりまではわからないこともありますよね。地域独自のルールがある場合は、知らない人を頭ごなしに叱るのではなく、丁寧に教えてあげることが大切です。また、新しく引っ越してきた人も、自治会や近所の人に地域の決まりについて確認しておくと安心ですね。お互いに思いやりを持ち、気持ちよく暮らせる関係を築いていきたいものです。
著者:田中 美沙/30代女性/パート勤務をしながら、家事と育児に奮闘しています。休日は子どもたちと公園で体を動かしてストレスを発散しています。
イラスト:市田スナオ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年10月)
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