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髪型が被ると怒る親子「休日までマネするな」偶然なのに…え?女子高生が現れると態度が一変!その正体は…?

4歳の娘が通う保育園で同じクラスのAちゃんは、保育園で娘と同じ髪型になると、「マネした!」と激怒してくる、こだわりの強い子でした。しかし、毎朝Aちゃんの登園スタイルを予測してセットする苦労に、親子で限界に……。そんなある日、予想外の人物が登場し事態は急展開を迎えます。

毎朝、髪型の被りを回避するのに限界…

Aちゃんは、自分のお気に入りを独占したいタイプの子です。特に髪型へのこだわりは相当なもので、娘がたまたま同じポニーテールにして登園した日には、「Aのマネしたでしょ! やめてよマネするの!」と教室で大激怒するのだと、娘は悲しんでいました。髪型が同じになってしまうのはもちろんわざとではなく、何度も「今日もAちゃんに怒られちゃった……」と、帰ってから泣く娘に、私は「悪いことしたわけじゃないのにね。悲しいね」と共感することしかできません。

 

髪を切ってイメージを変えることも提案しましたが、娘は髪の毛を伸ばしたい意志が固く、断念。担任の先生に相談すると、とても親身になって話を聞いてくださり、「園でもしっかり寄り添います」と、できる限りの対応をしてくださいましたが……。登園直後の下駄箱や先生の手が離せない一瞬の隙を狙って突っかかってきていたようで、防ぎきれないこともありました。

 

 

もちろんAちゃんママにもお迎えの際、角が立たないようやんわりと「最近、髪型が被るとAちゃんが怒っちゃうみたいで……」と伝えたのですが、「あ〜、うちの子っておしゃれだし美意識高いから! マネされるの嫌がるんですよね。お宅が被らないように気をつけてもらえれば済む話じゃないですか?」と、悪びれる様子もなくヘラヘラと言い放たれてしまったのです。相手の親には話が通じないとなると、娘を守るためにはこちらが被らないようになんとか頑張るしか道が残されていませんでした。

 

そして、いつしか私たち親子はAちゃんの機嫌を損ねないよう、ビクビクしながら保育園に行くようになってしまいました。

 

私と娘の朝は、まるで情報戦。近所に住むAちゃんが家を出るのを窓からこっそり確認し、「今日は三つ編みだ!」「じゃあうちはお団子にしよう」と大急ぎでセットし直す毎日です。「お母さん、これならAちゃん怒らないかな……?」と鏡を見て不安がる娘に、私もつらい気持ちになります。本来、おしゃれは楽しいはずなのに、気を使いすぎて萎縮している姿を見て、私のモヤモヤは募るばかりでした。

 

 

ある日の休日、ついに事件が起きました。娘と近所の公園に遊びに行くと、たまたまAちゃんと遭遇し、髪型が被ってしまっていたのです。髪型が同じことに気づいたAちゃんは、娘に向かって「マネっこしないでよ! なんでお休みの日までマネするの?」と問い詰めてきました。すぐ近くのベンチにいたAちゃんママは、娘をたしなめるどころか、スマホを片手にこちらをジロリと見て「休日までマネされちゃうと困るよね〜。だから気をつけてって言ったのに」と、わざと聞こえるように嫌味を言ってきたのです。

 

私も娘もなんと言っていいかわからず困っていたその瞬間、Aちゃんが憧れている近所に住む高校生のお姉さんが通りかかり、足を止めるではありませんか。すると彼女は2人を見て目を輝かせ「えっ、2人とも同じ髪型? 超かわいい! 双子コーデみたい! 仲良しじゃないとできないもんね。センス最高じゃん!」という言葉をかけてくれたのです。憧れのお姉さんからの大絶賛に、Aちゃんは一瞬硬直しましたが、顔を真っ赤にしてポツリと「そう、仲良しだから合わせてみたの」と言いました。さっきまで嫌味を言っていたAちゃんママまで、バッと立ち上がって「あら、いつも見てくれてるの? そうなのよ〜、この2人すっごく仲良しで、今日はあえて双子コーデにしてみたの! さすが、わかる人にはセンスが伝わるわね〜!」と満面の笑みでお姉さんに話しかけたのです。

 

 

娘と一緒に文句を言っていたことを完全に忘れ、さも自分が仕掛けた演出かのように調子よく便乗する母親と、すぐさま手のひらを返したAちゃん。親子そろっての変わり身の早さに、正直「今までの私たちの苦労は……」と呆れを通り越して脱力してしまいました。

 

モヤモヤした気持ちは強かったものの、Aちゃんのなかで「被り=マネされた」という思い込みが、「被り=おしゃれな双子コーデ」というポジティブな捉え方に変わったのは確かです。それ以来、Aちゃんは「明日は一緒にツインテールにしようよ!」などと娘を誘うようになり、娘もビクビクせずにおしゃれを楽しめるようになりました。お姉さんの魔法のひと言に、心から救われた瞬間でした。Aちゃんママとは距離を置いていますが、Aちゃんと娘は今とても仲良しです。

 

 

第三者のポジティブなひと言が、子どもの価値観をガラリと変え、私自身も救われた出来事でした。捉え方ひとつで世界はやさしくなると実感したので、何事に対しても親子でポジティブな視点を持てるよう心がけたいと思います。
 

 

著者:佐野千佳/パート。8歳の息子と4歳の娘を育てながら、週5回パートに出るワーママ。自分のしたいことも楽しむアクティブ系女子。真面目でやさしく研究熱心な息子と、ポジティブで明るくひょうきんな娘に癒やされる日々を送っている。

 

作画:けだま

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)

 

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