トイレについてきた娘が目にしたもの
長女がまだ幼かったころのことです。私がトイレに入ると、一緒についてくることがよくありました。
ある日、ナプキンを替えている私を見た長女から、「これなに?」「なんで替えるの?」と次々に質問されたのです。
突然の質問に戸惑い、私はうまく答えられませんでした。 結局、「ママには必要なものなんだよ」とだけ答え、「生理」という言葉も出さないまま、その場を終わらせてしまったのです。
その後、長女は成長し、学校で生理について学びました。初潮を迎える前には、私からもナプキンの使い方や持ち運び方、捨て方などを伝えましたが、「あのとき、もっときちんと説明してあげてもよかったのかもしれない」という思いが、どこかに残っていました。
長女のひと言にハッとして…
それから数年後。年の離れた次女も成長し、以前の長女と同じように、私の生理に気づくようになりました。
ある日、トイレについてきた次女から、「ママ、どうして血が出てるの?」と聞かれたのです。
以前にも長女から同じような質問をされたはずなのに、私はまたどう答えればいいのか迷ってしまい、その場ではあいまいな返事をしてしまいました。
後日、そのことを長女に話すと、「いつか知ることなんだから、今から教えてもいいんじゃない?」と言われました。
その言葉を聞いて、私はハッとしました。
長女のときも、子どもだからまだ早いと思わず、年齢に合わせてわかる範囲で伝えてあげればよかった。ごまかすように答えてしまったことを、少し後悔しました。
それからは、次女に聞かれたときには、「これは生理といって、女性の体に起こることなんだよ」と伝えるようにしました。
また、生理のときにはナプキンなどの生理用品を使うことや、人によってはお腹が痛くなったり、体調がすぐれなかったりすることもあると、少しずつ説明しました。
すべてを一度に話すのではなく、次女が疑問に思ったことに、その都度できるだけわかりやすく答えるようにしています。
以前の私は、「まだ小さいから」と生理についてうまく説明できず、つい話を濁してしまっていました。しかし、長女のひと言をきっかけに、子どもから質問されたときこそ、年齢に合わせて伝える機会なのかもしれないと思うようになりました。
長女のときにもう少しきちんと話せばよかったという思いもあり、今では次女から聞かれたことには、できるだけごまかさずに答えるようにしています。
著者:さとうみく/40代女性・6児の子育て中。ヘアメイクの仕事を経験し、現在は保育関係の仕事をしている。自身の経験を元に、子育てや結婚などの記事を中心に執筆中。
イラスト:sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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