新品バッグを汚したのに笑うママ友…別のママ友が!?
ずっと欲しかったブランドのバッグを、ボーナスでようやく購入しました。大切に使おうと思い、初めてそのバッグを持って、ママ友2人とのランチに出かけた日のことです。
食事中、隣に座っていたママ友が自分のバッグを取ろうとした拍子に、手元のコーヒーを倒してしまいました。コーヒーは私の新品バッグに直撃し、明るい色の革に大きなシミができてしまったのです。
「えっ、ちょっと待って!」と慌てて拭こうとすると、彼女は笑いながら「あ、ごめん! でも、そんなに気にする? バッグなんて使っていれば汚れるものだし、そんなに慌てなくてもよくない?」と言いました。思いがけない言葉に、私は何も返せずにその場で固まってしまったのです。
すると、もう一人のママ友が「あのさ!」と割って入ってくれました。「人の物を汚してそれはないでしょ?」と言ってくれたことで、私も少し落ち着きを取り戻せました。
ショックは残っていましたが、思い切って「買ったばかりで、とても大切なバッグだったの。クリーニング代を相談させてもらってもいいかな」と伝えました。彼女はそこでようやく事の重大さに気づいたようで、きちんと謝ってくれました。
おそらく革製品だとは気づかず、拭けば済むと思っていただけで、悪気はなかったのだと思います。後日、革製品専門のクリーニング店に相談し、かかった費用は彼女が負担してくれました。
シミは薄くなったものの、完全には元に戻りませんでした。それでも、心は不思議と晴れやかでした。費用を負担してくれた彼女は、その後もこれまでと変わらず接してくれましたし、あの場で割って入ってくれたもう1人のママ友にも、改めてお礼を伝えられたからです。
今でも、3人で一緒にランチに行く仲です。あの日、勇気を出して気持ちを伝えたからこそ、気まずさを残さずにいられたのだと思います。
言いにくいことでも、きちんと言葉にすれば相手に届くのだと知りました。そして、私自身も人の物を汚してしまったときは、まず相手の気持ちを考えて誠実に対応しようと心に決めています。
著者:山田あい/30代女性/会社員。2歳の息子を育てる母。趣味はパンお菓子作りで勉強中
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年10月)
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