貴重な休日のはずだったのに…
夫は仕事と社会人のブラスバンドサークルの活動で大忙し。私は1年のうち360日ほど、ワンオペで育児をしていました。大会にも出場するほど熱心に活動する夫を、私はできる範囲で応援していましたが、仕事と家事・育児をひとりでこなす日々は、体力的にも精神的にも限界に近いものでした。それでも、大好きな娘に寂しい思いをさせたくない一心で、私は娘と全力で遊び、休日にはさまざまな場所へ連れ出していたのです。
やがて、娘が2歳になった年の終わりが近づいたころ、夫から「年末年始に5日間まとめて休める」と聞き、ようやく家族でゆっくり過ごせると期待に胸を膨らませました。夫にも「この休みは家族で過ごそうね」と伝え、私はその日を心待ちにしていました。
ところが12月中旬、夫が突然「年末年始のうち1日は、ブラスバンドのみんなで打ち上げをする」と言い出したのです。私は思わず悲しみが込み上げ、「あんなに土日を一緒に過ごしている仲間なのに、貴重な年末年始までまた集まるの!?」と声を荒らげてしまいました。夫は「1日くらい行っても大丈夫かと思った」としょんぼり。私がどんな思いで家族との時間を楽しみにしていたのか、夫には伝わっていなかったのだと感じました。
夫の言葉にショックを受けましたが、その後、何度も話し合った結果、夫は打ち上げには参加せず、家族と過ごすことを選んでくれました。「娘はあっという間に大きくなるし、求められなくなる日が来てから後悔しても遅いんだよ」と伝えた私の言葉が、夫の心に響いたようです。ひと悶着はあったものの、私たちは穏やかな年末年始を過ごすことができ、パパと久しぶりに遊べた娘はとてもうれしそうでした。
この一件で、私は夫婦でしっかり話し合うことの大切さを改めて実感しました。現在も夫と過ごす時間は多くありませんが、その限られた時間の中で、お互いの気持ちを伝え合うことを大切にしていきたいと思います。
著者:望月 柊/30代女性。イヤイヤ期真っ最中の娘と格闘しながら、今しか味わえない感動で毎日を彩っている。リフレッシュ方法は、推し活と読書。
イラスト:ななぎ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています