突然、生理が始まって…
その日は彼と旅行中でした。おいしいものをたくさん食べ、おなかがいっぱいになり、そのままぐっすり眠っていたのですが、夜中になって下腹部に鈍い痛みを感じて目が覚めました。
嫌な予感がしてトイレへ行ってみると、生理が始まっていたのです。
生理予定日はまだ先でした。普段は生理予定日からずれることがあまりなかったため、この日は生理用品を持ってきておらず……。しかも、すでに夜遅く、旅館の売店も閉まっていました。
「どうしよう……」
彼を起こすのもためらわれ、夜中に申し訳ないと思いながら、旅館のフロントに相談してみようと思いました。部屋から電話をかけてみたものの、つながりません。不安になった私は直接フロントへ向かうことにしました。
フロントに着くと…
フロントに着き、置いてあった呼び出しベルを押してみましたが、誰もやってきませんでした。
このまま生理用品が手に入らなかったらどうしようと、私は焦るばかり。このときの私は「お願い、誰か……!」という気持ちでした。
そんな不安な気持ちのままいると、たまたま近くを通りかかった宿泊客の女性が、私の様子に気づいて声をかけてくれたのです。事情を話すと、その女性は、「これで大丈夫ですか?」と言って、持っていたナプキンを分けてくれました。
思いがけない助けに、私は心からほっとしました。
見ず知らずの私に声をかけ、快く助けてくれたことが本当にありがたく、「ありがとうございます」と何度もお礼を伝えました。
その後、旅館のスタッフさんがフロントに戻ってこられました。別の方の対応をしていたそうで、不在だったようです。簡単に事情を説明すると、「もしまた何かあったら言ってくださいね」とやさしく声をかけてもらいました。
この出来事以来、旅行へ行くときは、生理予定日までまだ日にちがあっても、念のため生理用品を持っていくようになりました。また、あのとき見ず知らずの方に助けてもらったことが今でも心に残っており、外出先で困っていそうな人を見かけたときには、自分から声をかけられる人でいたいと思っています。
著者:山本美奈子/30代女性・二児のママ。子どもを寝かしつけた後の1人晩酌タイムが癒しの時間。
イラスト:sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年9月)
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