午後に帰ってくるはずなのに音信不通に
「ごめん、思ったよりつらくて……。早く帰ってきてくれない?」夫に助けを求めると、「わかった。午後休を取って帰るから」と連絡が返ってきました。
夫の職場は自宅から車で20分ほど。午後には帰ってきてくれると安心し、私はつらさをこらえながら娘のお世話を続けていました。ところが、午後になっても夫は一向に帰ってきません。
「早く帰ってきて」とすがる思いでLINEを送っても既読すらつかず、電話にも出ません。「職場から20分で帰れるはずなのに、どうして……?」
結局、夫が帰宅したのは午後3時過ぎ。私は涙を流しながら問い詰めました。
「午後休を取るって言ったよね!? どうして連絡もしてくれなかったの?」
夫が帰ってこなかった驚きの理由
すると夫は申し訳なさそうに、こう言ったのです。「ごめん。実は、長めに育休を取ろうと思って、上司と話していたんだ」
えっ……育休!? 夫によると、私と娘が同時に体調を崩したことで、今後の育児について考え直し、上司に育休の取得を相談したそうです。しかし、話し合いが難航し、連絡もできなかったとのこと。
家族のことを考えてくれたのは、うれしかったです。でも、正直なところ、素直に喜べませんでした。「育休を取ろうとしてくれたのはありがたいよ。でも、私は今日、今すぐ助けてほしかったの!」思わず本音がこぼれました。
あのときの私には、夫が一刻も早く帰ってきて娘のお世話を代わってくれることが何より必要だったのです。その気持ちを伝えると、夫も「ごめん。先に帰るべきだったね」と謝ってくれました。
その後、夫は育休を取得できる見通しとなり、今後の生活にも少し希望が見えてきました。今回の経験から、家族を思って行動することの大切さと同時に、緊急時こそ、夫婦でこまめに連絡を取り合うことが必要だと実感しました。
◇ ◇ ◇
自分も赤ちゃんも体調を崩してしまったら、心細くなりますよね。そんなとき、パートナーが育児の負担を減らそうと行動してくれるのは心強いことです。一方で、どんなに家族を思っての行動でも、連絡が取れなければ相手を不安にさせてしまう場合があります。緊急時には、まず目の前の家族の安全を確保し、状況を共有することが大切です。夫婦で支え合いながら、いざというときに助けを求められる方法も考えておきたいですね。
著者:桜田 りま/30代女性/4カ月の女の子を育てる新米母。夫の転職で引っ越し、右も左もわからぬ新天地で育児をしています。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年10月)
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