パンやクラッカーに塗って食べるクリームチーズは、クリーミーでなめらか。一方、サラダに使うカッテージチーズは、さっぱりとフレッシュな味を楽しめます。どちらも大人はおいしいと感じるチーズですが、赤ちゃんは食べることができるのでしょうか?
ナチュラルチーズ、赤ちゃんは食べられるの?
ナチュラルチーズは、生乳にクリームなどを混ぜて発酵や熟成をさせたチーズです。ナチュラルチーズにはさまざまな種類がありますが、クリームチーズとカッテージチーズは、どちらも熟成させないタイプのナチュラルチーズで、赤ちゃんは食べることができます。
ちなみにクリームチーズは、生乳と生クリームを乳酸発酵させて作られているので、クリーミーでなめらか。栄養面ではたんぱく質が少なく、脂肪分が30%以上含まれているチーズです。
一方のカッテージチーズは、脱脂乳などから作られています。低脂肪・低塩分で、たんぱく質も多く含まれているクセのないチーズです。
ナチュラルチーズ、いつから食べられるの?
クリームチーズとカッテージチーズではまったく成分が異なるため、赤ちゃんが食べることができる時期が違います。
カッテージチーズは、脂肪分や塩分が少ないチーズのため離乳食にはぴったり。7~8カ月ごろ(離乳食中期)から、を食べることができます。
一方、クリームチーズは脂肪分が多いため、9~11カ月ごろ(離乳食後期)から食べることができます。例えばパンにごく少量を塗って、バターの代わりに食べることもできます。
ナチュラルチーズを食べる時の注意点
1:乳製品のアレルギーをチェック!
クリームチーズもカッテージチーズも、原材料は牛乳です。まず赤ちゃんに乳製品のアレルギーがあるのかを確かめてから、食べさせるかどうかを判断しましょう。
2:新鮮なものを選ぶ
クリームチーズもカッテージチーズもどちらも熟成させないタイプのチーズです。保存料や添加物も入っていないため、できるだけ新鮮なものを選び、早めに使い切りましょう。
3:その他のナチュラルチーズは?
ナチュラルチーズには、さまざまな種類があります。チーズに含まれている塩分や脂肪分を調べてから赤ちゃんに食べさせる時期を決めましょう。
例えばモッツァレラチーズは、たんぱく質と脂肪分が多めのチーズです。7~8カ月ごろ(離乳食中期)になってから食べることができます。
また粉チーズは、塩分や脂肪分が多いチーズです。9~11カ月ごろ(離乳食後期)から、ごく少量ふりかけるようにして料理に使うことができます。
カルシウムがたっぷり入っているチーズは、離乳食を食べる赤ちゃんにも食べさせたい食品の1つです。ビタミンCが不足気味なので、果物や野菜と組み合わせて食べると、足りない栄養を補うことができますよ。