1人歩きができるようになった赤ちゃんは好奇心旺盛で、その行動からは目が離せませんよね。だけど、お家の中には危険がたくさん。家の中に潜んでいる危険については、十分に気を付けたいところです。今回は、室内で起こりがちな事故について考えてみましょう!
キッチンに潜む危険とは?
ママが料理をするキッチンには危険がいっぱい!刃物や火を扱うため、その危険度の高さは容易に想像できますよね。調理器具などを入れている戸棚や引き出しを開閉して指を挟んだり、包丁やガラス片で切り傷を作ってしまう危険を防ぐためにも対策が必要です。
また、注意したいのがやけど。ガスのスイッチに手が届く場合は、回して遊んでしまうおそれがあります。鍋を火にかけている時に手が鍋に届いてしまうと、熱湯や熱い油をかぶってしまうことも。特に片手鍋の危険性は高いので、片時も目を離せません。炊飯器から出る蒸気もやけどの原因になります。
そのほか、調味料やアルコールの誤飲による事故も起きています。基本的には台所に入れないよう、フェンスやゲートを設置するなどして予防しましょう。
浴室で起こりやすい事故とは?
浴室で起こりやすい事故の1つは溺水です。特に浴槽の低いタイプは要注意!頭が重くて大きい赤ちゃんはバランスを崩しやすいので、浴槽をのぞいたはずみで転倒する事故も。たとえ水深10cmで大人にとっては大したことがない深さでも、赤ちゃんにとっては溺死につながりますので注意してください。
また、やけども浴槽で起こりやすい事故です。熱湯状態になっている浴槽に誤って転落して火傷を負うという事故や、熱くなったシャワーの取っ手や配管部分に手を触れたり、頭をぶつけてやけどを負ったりする事故も起きています。
もちろん、水で濡れた浴室の床に足を滑らせて転倒する危険性もあります。浴室には立ち入らせないなど、常に注意してあげてくださいね。
リビングにも危険がいっぱい!?
生活スペースとして、1日の中で最も長い時間を過ごすリビング。そんなくつろげる空間のはずのリビングでは、ソファーの上で飛び跳ねて遊んでいるうちにバランスを崩して転倒してしまうことも。床がやわらかかったり、打ちどころが悪くなければ大事には至りませんが、おもちゃや固いものが床に落ちていた場合は危険度が増します。
大人が扱うタバコや化粧品も注意が必要です。リビングの手の届く範囲にある場合は誤飲してしまう可能性もあります。また、小さなものを目や耳、鼻に入れて取れなくなってしまうという事故も。小物を子供の手の届く場所に置くことは避けましょう。
気にも留めていなかったものが、赤ちゃんにとっては危険因子になってしまいます。大事故にはならなかったものの、思わず青ざめてしまったという経験もあるのではないでしょうか?だからといって、ずっと赤ちゃんを見張っているわけにもいきませんよね。子どもの目線に立って家中を見直し、予防策を考えましょう!
(TEXT:佐藤 真由美)