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産後1カ月のママに密着!初めての産後ドゥーラ(後編)

 

産後の母親に寄り添い、しっかりと養生できるように、家事や育児を支援してくれる産後ドゥーラ。先輩ママたちはどんなふうにドゥーラを利用しているの?昨日につづき後編をおとどけします。

 

気持ちにゆとりが生まれて家が明るくなった!

 

その後、部屋の片づけや掃除をしてもらい、おむつ替えや着替えなどのお手伝い、他愛もない育児の話をしていたら、あっという間に2時間半が過ぎました。「掃除機は大きな音がするので、赤ちゃんを起こしてはいけないと、かけるタイミングに悩んでいましたが、藤城さんにやっていただいて部屋がすっきりしました」と大倉さん。


いつもなら当たり前にやっていることも簡単にはできないのが産後。そんなときに「人の手」があるだけで助かるんですよね。

 


初めての産後ドゥーラを利用していかがでしたか?

 

「一番よかったのは、自分の時間と気持ちにゆとりができたこと。この1カ月、上の子たちのフォローがなおざりだったのが、習い事のお迎えに行ったり、一緒にお風呂に入ったり。やりたい、やってあげたいと思いながらもできなかったことができたので、上の子たちも嬉しそうで、家の中がうまく回ってくれました」(大倉さん)

 

 

 

産後一カ月は外出ができないし、密室にこもりっ放しでストレスが溜まりがち。「1人目のときにもドゥーラさんがいてくれたら、もっともっと子育てを楽しめたかも」と大倉さんは振り返ります。

 

「家に来ていただいて赤ちゃんのお世話をしてもらうので、どんな方が来てくださるかはとても重要。産後ドゥーラは自分でお願いする方を選べるので安心です。産後の一番大変なときに気の合うドゥーラさんが手伝ってくれたら、本当に気持ちが楽になるはず。子育を楽しむためにも、お願いできることは周りの人に頼って手伝ってもらうことは絶対に必要だなと思いました」(大倉さん)
 

 

 

 

 

ママに寄り添う「癒しの存在」でありたい

 

今回サポートをしてくださった藤城さんは、自身の出産を重ねるごとに産後ケアの重要性を実感し、産後ドゥーラの道を進み始めました。これまで数多くの産後ママと赤ちゃんをサポートしてきて、産後ドゥーラの役割をこのように考えます。

 

「産後ドゥーラは、赤ちゃんのお世話から料理、掃除、洗濯、上の子のお世話を含め、お母様を中心としたサポートを臨機応変にやります。でも、産後ってそれだけではなく、ママの心のケアも大事だと思うんです。訪問したときに笑顔が少ないな、声に元気がないなと思ったら、たくさん話を聞くようにします。悩みや心配事があれば一緒に考えたり、私の経験を話すこともあります。産後のママって家に閉じこもりがち。話し相手がいるだけで気持ちが楽になることってありますよね。ドゥーラの存在自体がママの癒しになってくれたら嬉しいです。そして少しずつ育児に自信を持ち、生活のペースをつかんで、週2〜3回の依頼が週1になり、月1になり、いずれ卒業をして……。『もうドゥーラはいらない』と思えるまで応援したいです」(藤城さん)

 

産後ドゥーラの利用に「こうでなきゃ」という決まりはありません。「ただおしゃべりをしたい」「子育ての悩みを相談したい」。そういった目的で依頼してもいいのです。

 

 

 

ひと昔前の日本では、赤ちゃんが生まれると、あれこれ世話を焼いてくれるご近所さんがいて、赤ちゃんのお世話や食事の差し入れをしてくれたものでした。子育てというのは本来たくさんの手が必要とされるもの。責任感が強いママほどひとりで頑張りがちですが、困ったときは産後ドゥーラを頼ってみてはいかがですか?(TEXT:妹尾香雪)

 


一般社団法人ドゥーラ協会
https://www.doulajapan.com/

 

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