体外受精レポ 第9話
初めての胚移植、当日の話。培養士さんに見せてもらった胚は、まさに理科の教科書で見たアレでした。
これが人になるのね、ていうか私も元はこんなんだったのね、不思議……。
このときはまだ過程の一つひとつが物珍しくて。不妊治療の不安だけではなく、奇妙なわくわく感を感じていました。
ところで……この連載を投稿するようになってから、改めていろんな方の妊活アカを見ています。コロナの影響で体外受精の説明会がなくなったって話を見て、心が痛い……。病院にコロナ入ったら大変なので仕方ないのかもしれませんが、1日も無駄にできない治療なのに……あぁ早く収束しますように……。
採卵ほど痛くないだろうと、気楽に挑んだ移植手術でしたが、私はこっちのほうが痛かったです。
でも、モニターは最後まで見ることができました。受精卵がスポッ!と入ってカテーテルを進んでいく様を、医療系のドキュメント番組みたいだなーなんて頭の片隅で考えて見ていたような気がします。
次回、判定待ちの話です。
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このシリーズは2016~2017年に私がおこなった治療について描いており、情報が古い可能性があります。ご了承ください。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※本記事の内容は、3年以上前にぶちねこなみさんが受けた高度不妊治療専門病院での診療のお話になります。
監修/助産師REIKO
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