来春の保育園入園へ向けて、そろそろ保活を始める時期ですね。保育園はどこもそれほど大差がないと思っていませんか? 保育園によって方針や特色は大きく違うので、見学をして子どもに合う園を選ぶことをおすすめします。今回は、見学時に見るべき・聞くべきポイントを紹介します。
施設・環境面
見学のときは内部まで見せてもらい、子どもたちが普段過ごす保育室、給食室、トイレなどをチェック。施設が新しいか古いかということよりも、掃除が行き届いているか、安全対策はきちんとされているか、というところを重点的に見ましょう。
チェックポイント
□ 園庭に古い遊具や危険な遊具がないか
□ 室内が清潔に保たれているか
□ ドアや引き出しの指はさみ対策、地震対策はきちんとされているか
□ 冷暖房の設備は整っているか
□ 玄関の施錠など不審者対策がとられているか
保育士の様子
保育士たちは、愛情とやさしさをもって保育にあたっているでしょうか? 子どもたちが保育士になついているか、心からの笑顔を見せているかどうかに注目してみましょう。無認可保育園では、保育士の人数をチェックするのも忘れないで。明らかに人数が少ない場合は注意が必要です。
チェックポイント
□ 子どもたちに乱暴な言葉づかいや扱いをしていないか
□ 保育士の人数が適正かどうか
□ 服装や身だしなみはきちんとしているか
□ SIDS(乳幼児突然死症候群)対策はできているか
保育の方針や特色
英語やリトミックなどの教育に力を入れている園もあれば、子どもたちで野菜を育てるなど食育に力を入れている園もあり、保育方針が子どもに合っているかも大事なポイントです。
チェックポイント
□ 給食は園内にある給食室で作っているのか、外部の業者から届けられるのか
□ お弁当持参の日があるか
□ アレルギー対策の食事を提供してもらえるか
□ 英語、リトミック、体操など教育系プログラムをおこなっているか
□ 保護者と保育士がやりとりできる連絡帳があるか
□ 薬の服用の介助をお願いできるか
親の負担面
自宅からアクセスがしにくい、保護会としてのイベントが多いなど、親にとって負担が大きい保育園は、のちのち大変になります。また、保育園によっては保育料以外に毎月実費がかかる場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。
チェックポイント
□ 車での送迎が可能かどうか
□ ベビーカーを置くスペースがあるか
□ 保護者会としての活動があるか、役員を引き受けなくてはいけないのか
□ 補食代や主食費などの実費がかかるか
□ 園服や帽子など入園時に買い揃えるものがあるか
すべての条件をクリアしている必要はありません。保育園は親や子どもとの“相性”もあるので、「ここなら大丈夫」と思える保育園を選びたいですね。