中学から高校と、バレーボール部に所属していた私。当時から生理痛がひどく、生理中は痛みに耐えながら練習をしていました。そんな私の姿に、男性顧問がおかしいと思ったようで……。顧問の呼び出され話しているうちに、あることが判明しました。
このときの顧問の提案のおかげで、私はその後、生理中は適度に休ませてもらいながら部活に参加し、婦人科にも通い、うまく生理と付き合うことができるように。生理痛は人それぞれ症状や重さは違うけれど、我慢し過ぎずに、時には周りにSOSをしてもいいのだなと思いました。
ちなみに、このとき3カ月以上も続いていた出血ですが、いろいろ検査したものの、子宮や卵巣に問題は見つからず、ストレスや食生活の偏りなどが原因だろうと診断されました。確かに当時は、家族や友人との人間関係でかなり悩み、ストレスを抱えていました。それにより、甘い物を過食してしまっていたので、精神面も栄養面もボロボロで、生理不順につながったのかもしれないなと考えています。 その後は基礎体温を毎朝測り、時には漢方薬を処方してもらいながら、なるべくバランスのいい食事を摂り、過度にストレスを溜めないように心がけながら生活するように言われ、時間はかかりましたが、徐々に生理不順の症状は落ち着いていきました。
そして、この一件で、私は、男性が生理について知っているということを知りました(笑)。現在私は、結婚をして妊娠中なのですが、パートナーが生理について知っていることは当たり前であり、当時の顧問とのやりとりを思い出すと、本当に赤っ恥なエピソードだなと思います。今振り返ると、中学や高校などの時期は、体はだんだん大人に近づいていくけれど、心はまだまだ子どものままで、生理などの知識や対処法など無知だったなといます。でも、本当は中高生のころから、生理や体の変化、男女関係のことについても、身近に学べる機会があったらよかったなと感じています。
原案/山田花子さん
作画/モリナガアメ