こどものさまざまな感性を育むだけでなく、ことばの成長にもつながる絵本の読み聞かせ。だけど“今”の成長にぴったりの1冊を選ぶとなると難しいですよね。編集部が見つけたのは、こどもの成長に合わせて理解しやすいことばで描かれたオリジナル絵本。実際に読み聞かせたら、どんなふうに興味を示してくれる? 体験談と合わせて紹介します。
ファーストブックは「名前+赤ちゃんが理解しやすいことば」から
読み聞かせを楽しんでもらうためには、こどもに理解しやすいことばで描かれた絵本選び、興味を引くことが大切です。NTT研究所の調査によると、ことばの発達は大まかに
① ことばを理解し始める「バブバブ期(0~9カ月ごろ)」
② 意味のあることばを話し出す「モゴモゴ期(10カ月~1歳6カ月ごろ」
③ ことばがあふれ出す「スラスラ期(1歳7カ月~2歳ごろ)」
④ 個性が強くなる「ペラペラ期(2歳1カ月~3歳ごろ)」
の4段階に分けられます。
例えばバブバブ期の赤ちゃんが早く理解できることばには、「自分の名前」「おいで」「まんま」「ママ」「バイバイ」などがあるそう。この時期に絵本を読むのであれば、「○○ちゃんおいで」など、わかりやすいことばで呼びかけると良いでしょう。
すてきな思い出としても残せる。こどもが主人公の知育絵本
『パーソナルちいくえほん』は、NTT研究所による「こどものことば発達に関する研究データ」を基に作るオリジナル絵本。対象年齢ごとに絵本に登場することばを変えて、“今”のこどもが楽しめる内容になっています。
作者は『しましまぐるぐる』(学研プラス)などの著作がある、かしわらあきおさん。全6種類がラインアップされていて、注文時に入力する「こどもの名前」や「性別」「こどもの好きなもの」などを絵本の中に組み込み楽しくお話を展開(※)。一人ひとりにぴったり合わせた内容で、親子での楽しい絵本読み体験を通じて、ことばの発達を後押しします。
絵本にはこどものプロフィールや家族からのメッセージを記入できるページも。ハードカバーのしっかりした装丁だから、思い出の1冊として手元に残すこともできそうです。
※「こどもの好きなもの」は『すきなもの』の絵本に限ります。
【0~1歳ごろ】赤ちゃんにわかることばが登場する『ファーストブック』
「赤ちゃんが早く理解できることばデータ」を基に、成長に合わせて「おいで(うれしい)」→「どうぞ(楽しい)」→「あっ!(好奇心)」の3つのお話を用意しています。理解しやすい短いことばや擬音語でつづられているので、「バブバブ期」「モゴモゴ期」の赤ちゃんにぴったり。
【編集部から見た『ファーストブック』のココがすごい!】
こどもの名前が何度も出てくるので、「○○ちゃん、どうぞ」など語りかけるように読み聞かせができます! 絵本のイラストに合わせて、抱っこしたり指さししたりとスキンシップ遊びを楽しんでも◎。
【1~2歳ごろ】100万通りの組み合わせから作るオリジナル絵本『すきなもの』
こどもが絵本の中で「好きなもの」を探しに行く物語。注文時に選択する「好きなもの」が絵本に登場するだけでなく、「赤ちゃんが早くしゃべれることばデータ」を基に、こどもがもうすぐ話せそうなことばも絵本に登場します。「スラスラ期」の子に合わせたことばの組み合わせは100万通り以上あり、一人ひとりに合わせて内容が変化することで、自分だけの1冊に。
【編集部から見た『すきなもの』のココがすごい!】
自分の好きなものが続々登場するので、こどもにとってもお気に入りの1冊になるはず! まねしたくなる擬音語や擬態語も散りばめられ、一緒に声を出しながら楽しく絵本を読むことができます。
【2~4歳ごろ】文字に触れて遊んで“読み始め”をサポート『なまええほん』
「ペラペラ期」の子を対象に、こどもの名前の文字を中心に、かわいいキャラクターたちと楽しく文字に触れ合う内容。自分の名前の文字をたくさんの文字の中から探す、指でこすってみるなど、しかけ絵本のような展開はこどもを夢中にさせるはず。遊びながら文字に親しめます。
【編集部から見た『なまええほん』のココがすごい!】
自分の名前が繰り返し出てくるので、文字の覚え始めにおすすめ! ラストには、こどもの好きな人(両親、祖父母、先生から注文時に選択)も名前入りで登場。従来の知育絵本とはひと味違う楽しみが待っています。
編集部まとめ
確かな科学データに基づいた知育絵本には、赤ちゃんのうちから読みたくなる工夫がいっぱい! 絵本の中では主人公となったこどもが大活躍していて、ママやパパも楽しめるはず。親子の読み聞かせを通じて“読みたい気持ち”を育んであげられると良いですね。
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