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なんと20年ぶりの出産!ただでさえ不安なのに、想定外のトラブルに見舞われて…!?【体験談】

三度目の正直で再婚した夫に「2人の子どもが欲しい」と言われたことで、私は39歳でまた母親になることができました。まさかまた私が、母親になれるなんて夢にも思っていなかったです。しかし、39歳での出産は、リスクや、不安がありました。実際はトラブル満載の妊娠期間でしたが、無事に元気な子どもを出産。いろいろなことがありすぎた39歳での出産体験談をお話しします。

カンピロバクター食中毒

私は妊娠5カ月のころにカンピロバクター食中毒になり、緊急入院しました。3日間の絶食で、食べることが好きな私にはとてもつらい3日間でした。病状確認でくる看護師さんに、「ごはんはまだー?」と聞くくらい食べたかったです。

 

しかし、腹痛は強烈で、痛くて痛くて、絶食中は食事はもちろん水分もとれないので、24時間の点滴から水分を補っていました。トイレに通う回数も1日に20回以上でした。私の場合は早期に病院へ受診したので、幸いにもカンピロバクターの症状として挙げられる嘔吐や血便になることはなかったです。

 

先天性の心臓の病気が判明

妊娠前にはまったく変化はなかったのですが、私が妊娠7カ月のころに、先天性の心臓の病気が判明。最初はかかりつけの産婦人科に相談をしましたが、総合病院の循環器内科をすすめられて受診しました。「発作性上室性頻脈(ほっさせいじょうしつせいひんみゃく)」という、突然脈拍が早くなり、突然落ち着くという、異常なリズムがあるのが特徴の病気だそうです。

 

妊娠中は、いつ発作が起こるかわからない不安な生活を送っていました。妊娠中は毎日の投薬ができないので、発作が起きたらまず救急車を呼んでと言われる状態で、近所の循環器内科にも対応をお願いしていました。

 

臨月で北海道胆振東部地震を体験

出産予定日を数日後に控えた2018年(平成30年)9月6日に、北海道の胆振を中心とした大きな地震が発生しました。地震発生後、約20分後に部屋が真っ暗になり、本当に怖くて怖くてたまらなかったです。

 

当時、夫は夜勤で自宅には私だけだったので、「もし今陣痛がきたらどうしたら良いの?」と変なことばかり考えていました。そんな寂しく不安な時間を過ごし、夫が帰ってきて、本当にすごく安心したのを今でも覚えています。

 

 

いよいよ、出産!

月に2~3回のペースで心臓の発作がありました。それでも何とか臨月までを過ごしていたのですが、妊娠40週を過ぎても子宮口がまったく開かず、妊娠中お世話になっていた個人病院での緊急帝王切開が決まりました。

 

しかし帝王切開の日が決まった次の日に発作があり、担当医師とも話した結果、個人病院での対応は不可ということで、臨月で緊急転院。そのまま入院となり、2日後には帝王切開で無事に娘が生まれ、看護師さんが隣に連れてきてくれたとき、私は「やっと会えたーーー」と泣いてしまいました。

 

 

妊娠中、食中毒になり、発作性上室性頻脈が判明。そして、臨月でいつ生まれてもいい時期に、胆振東部地震を体験。きっと落ち着かなかっただろうなと思ったけれど、出産予定日を過ぎても生まれる気配がなかった娘。今思うと、本当に奇跡のような妊娠・出産だったなと感じています。いろいろなことがあったなかでも、元気に生まれてきてくれたことが何よりもうれしかったです。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

監修/助産師REIKO


著者:のろ ゆうこ

2歳女児をワンオペで育てる母。現在、シナリオライターとして活動中! 主に育児・家庭に関する記事を執筆している。

 

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