つらくても手が抜けない性格
生理痛が軽く、あまり悩みのなかった私にとっての転機は「出産」でした。息子が生後3カ月のときに再開した生理は産前とは比べものにならないくらいつらく、頭痛や腹痛の体調不良以外にも精神面での不安感、落ち込みがひどいものでした。
毎月のようにつらそうな姿を見ていた夫が、家事や育児を率先して動いてくれるものの、私は「家事・育児は私の仕事なのに……」と自分を責めてしまい、うまく甘えられずにいたり、あまり家事の得意ではない夫の姿にイライラしてしまったりと、悪循環な日々を過ごしていました。
夫と話し合い決めた家族の生理休暇
しばらく状況が変わらないまま過ごしていると、生理期間は夫との喧嘩が増えるように……。きっかけはささいなことでも、夫は「生理だから」という理由で毎回喧嘩が起きてしまうことにお手上げ状態でした。
私もどうしていいかわからず、「家事や育児を頑張ってくれるのはうれしいけれど、自分が動けないことの罪悪感もあるし、やってくれた家事の粗さがしをしてしまう。それならせめて家事は一緒にさぼってもらえないかな?」と夫に伝えました。夫もそれならばと「どうしてもつらい1日」を家族の生理休暇として過ごすことに決めたのです。
生理休暇の過ごし方
生理休暇の過ごし方は毎回違いますが、基本は「サボれることはサボること」です。食事が外食やデリバリーでもOK、掃除など今日やらなくてもいいことはお互いにすべてやらない。それが私のストレスにならない方法でした。
子育ても頑張り過ぎないで、穏やかに過ごせるように、お菓子の量やテレビの時間について、普段私が勝手に決めているルールを無理して通そうとせずに過ごすことで、心や体を休める時間ができたと思います。
それまでは「どうしてもつらい日」に喧嘩をしてしまっていた私。「やらなければ……」と決めつけていたのは自分自身でした。私の性格を理解したうえで、一緒にさぼってくれる夫に感謝をしつつ、もちろん翌日はたんまり溜まった家事をこなすのですが、不思議とリフレッシュした気持ちで向き合うことができます。ひとりで抱え込まず、家族と相談することの大切さを実感した体験談でした。
監修/助産師REIKO
原案・文/伊藤美里
作画/まっふ
★♡★♡ベビカレ秋のマンガ祭り★♡★♡
マンガ200連載突破を記念して『べビカレ秋のマンガ祭り』開催中!話題のマンガを毎日増量配信♪ぜひチェックしてくださいね!
▶人気連載ランキングはこちらをCHECK!
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!