なぜイライラしてしまうのか
私は生理がくると、貧血と倦怠感に襲われることが多く、その影響から、普段は気にならない小さなことも目についてついイライラしてしまいます。さらに厄介なのが、「体調不良でも家事は完璧にこなしたい」という自分の気持ち。生理中でも、普段と同じように物事を進めたいと思い、つい頑張ってしまいます。
その結果、体調不良でいっぱいいっぱいになのに、いつも以上に頑張ってしまい、普段は気にならない子どもたちの行動が目についてイライラしてしまって……。
子どもたちのちょっとしたことが目についてしまう…
私が体調不良のときでも、子どもたちは普段通りの行動をします。
・子ども同士がひとつのゲーム機を取り合って喧嘩
・子ども同士のテレビのチャンネル争奪戦
・食べたお菓子のごみを床に置きっぱなし
・使っていた物(鉛筆・ノート・おもちゃなど)を片付けずに、次に遊ぶおもちゃを出す
結果、子ども同士の喧嘩の仲裁をしたり、部屋が汚くなっていくのを見てイライラしながら静かに家事をこなしていきますが、徐々に我慢できなくなり、最終的に子どもたちに怒ってしまうのです。
私が怒っているときの夫の神対応
私は瞬間湯沸し器のごとく怒り出すと、なかなか怒りを止めることはできません。そして怒っていた内容がだんだんと脱線していき、
「前も似たようなことをしたでしょう!」
「何で同じことを何回も繰り返すの!」
といったような怒り方をし、子どもたちは今何に対して怒られているのかわからなくなり、あぜんとしてしまいます。「子どもたちからしたら理不尽なんだろうな」と心の中ではわかっていても、子どもたちの行動に対しての不満はなかなか収まりません。
そうすると、見かねた夫が、わざと子どもたちの気を引くようなゲームなどの遊びを始めてくれたのです! そうすることで、子どもたちは夫の周りに集まり興味津々。子どもたちもすぐに落ち着き、私は家事に専念できるように。
さらに夫は、私のイライラや不満も聞いてくれました。「怒りを口に出すことで、ストレスを発散できている」ということをわかってくれているようで、夫は下手なアドバイスなどせず、私の不満を相づちを打ちながら聞いてくれます。すると最終的に私の不満は解消され、怒りが収まるのです。
その後、生理中はイライラしやすいものと認識し自分を認めてあげること、子どもたちにもそれぞれの考えがあり、何でも私の考えや都合を押しつけてはいけないと考えるようにすることで、子どもたちに当たることが減りました。
また、何でも完璧にこなそうとすると体も心も疲れてしまうもの。長年の思考の癖を変えることはなかなか難しいですが、「生理中くらい手を抜いても大丈夫!」と意識するようにしました。肩の力を抜くことで、自然と視野が広がり、夫のさりげないやさしさに気付くことができるように! もっと家族を大切にしようという気持ちが強まりました。
監修/助産師REIKO
著者/千葉里美
作画/まっふ
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