1回目の貧血、通行人に助けられた
初潮から年齢を重ねるにつれ生理痛が重くなり、経血の量が増えていきました。大学に通っていたころは鎮痛剤でもあまり効果を感じないほどの生理痛に悩まされるように……。
そんな私がいつものように大学に向かおうと家を出て最寄りのバス停まで歩いているとき、体に異変が起こりました。手や足に若干のしびれを感じ、そのあと視界が真っ暗に! その日は生理2日目。生理期間のなかで1番出血の多い日です。気持ち悪さと意識がもうろうとする感じから、その場にしゃがみ込んでしまっていました。すると、聞こえてきたのは「どうした? 大丈夫?」という女性の声。返事をすることもできずにいる私に「ここにいるから、大丈夫だよ」と声をかけてくれました。
徐々に意識が正常に戻り、女性にお礼を伝えました。女性はたまたま通りかかり、心配だからとそばにいてくれたそうです。
その日は大学を休み、自宅で安静にしました。
2回目の貧血、授業中に倒れた
また、別のある日、授業中に気分が悪くなり保健室へ行こうとしました。先生に保健室に行く旨を伝え、歩き始めたところ、前回と同じように視界が真っ暗になり意識がもうろうとしてきたのです。そして、そのまま教室でしゃがみ込んでしまった私。先生と友だちが保健室に運んでくれました。
ハッキリと意識が戻ったのは2時間後。ちょうど母が仕事から大学まで駆けつけてくれ、その後無事家に帰って休息をとりました。
貧血の予防法
生理による貧血が原因で2度も周りの人に迷惑をかけてしまいました。現在は生理中は意識的に鉄分やビタミン、タンパク質を摂取するように心がけています。サプリメントを活用し効率よく摂取できているので、その後貧血を起こしていません。
2度の貧血から生理のときは無理をしないようにしていますが、もし今後同じようなことが起こった場合は婦人科を受診しようと思っています。
そして、倒れたとき私のことを助けてくれた人たちのように、誰かが苦しんでいるときに力になってあげられるようになりたいと実感しました。
著者/斎藤セイカ
監修/助産師REIKO
作画/まっふ
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