ひどかった生理痛
初めて生理がきたのは、小学校6年生のころです。当時はそこまで生理痛を感じることはありませんでしたが、中学にあがるころから痛み止めを手放すことができなくなりました。また、痛みを感じてから薬を服用してもまったく痛みは引かず、脂汗をかきながら布団に丸まることもしばしば。
社会人になっても痛みは変わらず、むしろどんどんと痛みがひどくなっている感覚も。生理がくると、仕事を休んだり、早退したりと職場に迷惑をかけることも多くなってしまいました。
会社の皆さんはやさしく対応してくれたのですが、私は休んだり早退したりしてしまうことに対し罪悪感がありつらく思っていました。
産後に病院へ行くと…
痛いのは仕方のないこと、みんな痛いものなんだと思い、痛み止めを飲みながら毎月の生理を乗り越えていました。
生理痛に苦しみながらも、結婚、出産を経て、産後に生理が再開。すると、生理の回数を重ねるにつれ生理痛のつらさも増してきて……。
そんな私を見かねた母が、近所の産婦人科を紹介してくれ、診察を受けることに。
そこで、私は子宮内膜症と診断されました。
先生曰く、かなり重い子宮内膜症だったようで、「ずっと、つらかったね」とおっしゃってくださいました。まさか病気だったなんて、と驚いてしまいましたが、生理痛がひどかったのには原因があったのだとわかったことで、少し気持ちが軽くなったことを覚えています。
ピルの服用をスタート
子宮内膜症と診断され、治療のためにピルを処方されました。私が処方されたのは「ヤーズフレックス」です。最長120日間連続で服用することが可能なもので服用すると、生理の回数が減り、痛みを感じることも少なくなりました。毎日決まった時間に服用する必要はありますが、私の場合、生理痛の苦痛に比べれば負担には感じませんでした。
ピルを飲むことで負担が軽減され、快適に日常生活を送ることができるようになったのです。
生理痛は誰にでもある。痛くても仕方ないと我慢をし続けていました。しかし、子宮内膜症と診断され、ピルを服用することで快適な日常生活を送ることが可能に。服用を中止すれば妊娠可能とのことなので、それまではピルにお世話になろうと思っています。
著者/加野心猫
作画/まっふ
監修/助産師 REIKO
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