靴下に経血が!? 頭が真っ白に!
中学生のころ、私は体育会系の部活に所属していました。体操服に着替えて部活の準備をしていると、右のくるぶしが濡れているように感じて……。見てみると、なんと右の靴下のくるぶしあたりに血が!
よく見ると、けがをしているわけではありません。そこで私は、「これは経血だ……」とすぐに理解しました。その日は生理2日目。部活にくる前に和式トイレに入ったのですが恐らく、しゃがんだ際に経血が靴下に付いたのでしょう。
頭が真っ白になりつつも、私は女子トイレに駆け込みました。
幸い、ズボンや下着に汚れはついていませんでしたが、靴下の替えは持ってきていないし、「服が汚れたから家に帰ります」なんて言い出せるほど当時の私には度胸はありませんでした。
どうしようと考えていると、ある方法が思い浮かんで……。
けがで付いた血にしてしまう!?
私は黒と赤のボールペンを用意し……右くるぶしにけがをしているような絵を描いたのです。
その名も「血が付いた部分に本当に傷ができたように見える作戦」!
けがに見えるような絵を描くことで、「くるぶしをけがしたから靴下が汚れちゃったんだね」と他の人に思ってもらうことにしました。
今思うと、普通に服が汚れたから早退させてもらったほうがよっぽど賢かったと思いますが、焦っていたことと、度胸のない私にとって、そのとき早退するという選択肢はなかったのです。
バレずに部活を終えることができた
その後、何事もなかったように部活に戻りました。
けがをしたテイなので、一応けがに見せたイラストの上から絆創膏を貼り、靴下はくるぶしの下までおろして部活に参加。他の部員から、「けがをしたの?」と特に聞かれることもなく、部活を終えることができました。
ここで幸運だなと思ったことは、経血で汚れた部分はくるぶし以外になかったことです。仮にズボンが汚れていたら、けがで付いた血だという話が通用しなくなります。
この事件は、生理が始まってから最初のヒヤッとした出来事でした。
このときの経験を経て、自分が着ている服に経血が付いていないか気をつけて見る癖がつきました。そのおかげか、外で服に経血が付くというトラブルは一切ありません。
著者/きくちまき
作画/まっふ
監修/助産師 REIKO
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