動かない長男の腕。慌てて夜間診療へ
長男が2歳8カ月のときです。夫と長男がいる寝室から、長男の大きな泣き声がしました。私が何事かと駆けつけると、長男は転んだ際に腕をひねってしまったようで、腕を下げたまま動かすことができず泣いていたのです。午後8時ごろのことだったので、私たちは夜間診療をおこなっている総合病院に向かうことに。
医師からは「肘内障(ちゅうないしょう)」と告げられました。肘内障は、肘(ひじ)の靱帯(じんたい)から肘の外側の骨がはずれかかっている状態とのこと。すぐに処置をしてもらい、長男の腕は動くようになりました。医師からは「肘内障は繰り返しやすいので気を付けて」と言われました。
また肘内障に! しかし受診を断られて!?
2歳11カ月のころ、遊んでいた長男が突然腕の痛みを訴えました。腕を下げたままの姿を見て、これは肘内障ではと考えた私は、冷静に長男を安静にさせました。そしてすぐに病院を受診することに。しかしその日、かかりつけの小児科は休診日。他の小児科に電話したところ、「肘内障なら整形外科を探してください」と言われてしまいました。
整形外科の情報をまったく集めていなかった私は慌ててネットで検索。3つの病院に電話をかけてみましたが、「2歳の子は診察できない」「もう診療時間が終わるので」などとすべて断られてしまったのです。
結局夜間診療に。不安にさせてごめんね
結局病院に問い合わせている間に19時を回ってしまったので、私は前回と同じ夜間診療へ長男を連れて行くことにしました。診断はやはり肘内障でした。行ったことのある病院だったので長男が泣くこともなく、処置はすぐに終わり一安心。
しかし、病院を探している間、長男に不安な思いをさせてしまったと私は後悔することに……。私は後日改めて受診できる病院を探し、いくつかリストアップしておきました。
私は、長男が再び肘内障になったときは小児科に行けばいいと考えていました。しかし、何科を受診すべきか、幼児でも診てもらえるかをきちんと調べておくべきでした。長男が3歳になってすぐに引っ越しをしましたが、肘内障になったとき受診できる病院はあらかじめ調べてあります。いざというとき慌てないために、情報収集は不可欠だと思いました。
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監修/助産師REIKO
著者:香川えりか
3歳と1歳の2児の母。管理栄養士・登録販売者・調剤事務管理士の資格を取得。ドラッグストアで開催されるベビー相談会を担当し、多くのママさんに寄り添ってきた。