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息子を褒められると一切否定しない義母に疑問を抱いていた私。しかし、子どもが生まれると…!?

私の義母はクセが強めで押しが強く、正直苦手です。そんな義母ですが、時々「お義母さんってすごいな!」と思うことも。そんな義母のすごいところを見つけては、こっそり自分の子育てに生かしています。

 

自分の息子を自慢…!?

義母は自分の息子たち(夫とその兄弟)のことが大好き。よくご近所さんや親戚から「○○くん(夫)がお仕事でとても優秀だって聞いたわよ」と言われては、「そうなんです! 頑張ってるみたいで」と満面の笑みで返しています。私は、子どもを産む前は「いや! もういい大人なんだからそこは謙遜したほうがいいんじゃない?!」「子離れできてないみたいじゃん……」と驚いていました。

 

というのも、私自身が「褒められたら謙遜するのが当たり前」の環境で育ってきたためです。実母は私が褒められると「とんでもない! うちの子なんかまだまだです」と返していて、それが普通なのだと思っていました。

 

義母は謙遜しない

しかし、子どもが生まれてからは見方が変わりました。最初は誰かから自分の娘が褒められたときに「いえ、うちの子なんて……」と返していたのですが、次第に「なんで私が娘を否定しているんだろう?」と違和感を覚えるように。違和感を抱えたまま義母の謙遜なしの言葉を聞いてみると、義母の言葉が子どもを思い切り肯定できるステキな言葉だったと気づきました。

 

義母からしてみればそこまで深く考えず、ただ大好きな息子たちを褒められてうれしいということだけかもしれません。しかし、それまで謙遜したり遠慮したりするのが普通だと思っていた私にとっては、大発見をした気分でした。

 

 

私も義母を見習って

そこからは私も義母を見習って、子どもへの褒め言葉に対して謙遜をしないようになりました。5歳の娘は体を動かすのが得意で大好きなので、よく体操教室や公園遊びの際に「娘さん、運動神経すごくいいですね」と言われます。今までは「いやぁ、そうですかね?」とあいまいにしていましたが、今は「そうなんですよ! 将来が楽しみです!」と自信を持って言うように。

 

それを繰り返しているうちに、娘も自分で「娘ちゃんは運動神経がいいから!」と体を動かすことに自信を持つようになり、ますます運動が好きになってきています。

 

 

自分が小さいころ、母親が「いえいえ、この子なんて……」と謙遜することに、「私なんてまだまだなんだ」と少し寂しい気持ちを抱えていたな、と今になって思い出します。義母の言葉を受けて、「子どもにかけられた褒め言葉は子どものもの」と改めて確認でき、娘と息子にかけられた褒め言葉をしっかり前向きに受け取ろうと思っています。

 

イラストレーター/ムチコ


著者:山口花

田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。

 

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