「素敵な旦那様ね」愛妻家に見える夫。でも、その裏にはある理由があって！？

 

うちの夫は他人から「うらやましい」「すてきな夫」と言われることが多いです。私に対してもやさしく、家事や育児にも積極的。仕事の時間以外は家族に費やしてくれ、誕生日や記念日、家族旅行などの家族の時間も大切にしてくれています。

 

私はもともと結婚にいいイメージを持っていませんでした。先に結婚していった友人たちから夫の愚痴を聞くことが多かったからです。

 

しかし私は、夫のおかげで独身のころに想像していたものよりもはるかに幸せな結婚生活を送っていると思います。そんな夫が他人から「すてきな夫」だと思われるのには、ある理由があります。

 

それは「今まで結婚相手として見られなかったから、自分を選ばなかった女性たちを見返したい」とある種のコンプレックスのようなもの。夫は、合コンや飲み会に行っても第一印象で「軽そう」と思われることが多く、結婚相手には適さないというイメージを持たれていたそう。

 

第一印象だけで「浮気されそう」「家庭に向かなさそう」「浪費家っぽく見える」などと思われていたため、結婚相手どころか、彼氏候補にもなりにくかった夫。さまざまな女性から、真剣交際や結婚の相手としては考えられないと言われ続けてきたことが悔しかったといいます。

また、夫は夫は何かとこだわりが強く、「思い立ったら即行動！」という性格。そんな彼の性質もあり、独身のときならまだしも結婚となるとついていけないと思う女性が多かったのだと思います。

 

そういったことから夫は、もし自分が結婚したら「めちゃくちゃいい夫」になって、自分を選ばなかった女性たちを後悔させてやりたい！ という気持ちがあったようです。

 

夫を結婚相手や彼氏候補にしなかった女性たちに、今後会うわけではありませんが、夫はその気持ちを原動力にして「いい夫」と言われるための努力をし続けています。

 

どんな理由であれ、私や家族を大切にしてくれていることはありがたいですし、私自身も夫が「愛妻家」だと言われるのはうれしいです。

 

 

確かに夫には強引なところやこだわりが強いところがあり、たまに「もうついていけない」と思うこともあります。そんなときには夫に「他の人だったら絶対離婚を切り出されてる。これに付き合えるのは私だけだよ」と伝えています。

 

もちろん、やさしい性格や家事育児への協力など「いい夫」である部分はたくさんあるので、今後も面倒な部分は多少目をつむりながらいい夫婦関係を築いていきたいです。

 

著者／Sugar111佐藤 幸代