子どもが嘔吐や腹痛を訴えると、まずは胃腸炎を疑いますよね。しかし、わが家の長男は胃腸炎以外のある病気で嘔吐や腹痛になることが多かったです。その病気の体験談を紹介します。
症状は胃腸炎?診断は「溶連菌感染症」
わが家の長男は、嘔吐や腹痛で病院にかかるものの、はっきりとした原因がわからないことが多々ありました。そして、何日か経過すると全身に発疹が……。再度、病院にかかると、「溶連菌感染症」と診断されたことがありました。
溶連菌感染症は、のどに細菌が感染することで発病するため、基本的には「のどが痛い」「熱が出る」といった症状が多いようでした。
感染の有無を検査、抗生物質で治療
溶連菌感染症は、インフルエンザの検査のような迅速検査で感染の有無を調べることができました。長い綿棒のようなものでのどをこするので、吐き気があるときは子どもにはちょっとつらい検査。そして細菌なので抗生物質がとてもよく効きました。抗生物質を飲み、回復していれば登園もできるとのこと。ただ、7~10日ほど連続して薬を飲む必要があること、腎炎を起こしていないかチェックをするために尿検査をすることもあると聞きました。
溶連菌感染症の症状ではない?検査結果は陽性
わが家の次男は、0歳代で溶連菌感染症に感染。のども赤くなく微熱だったため、溶連菌感染症の症状ではないと感じたのですが、長男がかかっていたこともあり、念のため検査。検査の結果は陽性でした。
溶連菌に感染していても、3歳くらいまでは微熱程度だったり、のどの炎症もそれほどひどくなかったりするケースもあるようです。
症状がなくても周囲で流行っていたり、家族に感染者がいたりする場合には、医師に相談すると検査をしてくれることもあります。特効薬があるからこそ、感染していた場合はなるべく早く見つけてあげたいですね。
著者:東 慶子
三児の母。育児のかたわら、アンガーマネジメントキッズインストラクターの資格を取得。自身の育児経験に生かすとともに、将来的には子ども向けの講座を開催したいと考えている。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。