親しき中にも礼儀あり!暴走する親戚に激怒
祖父母が亡くなってしばらくして、私たち家族が祖父母宅をリフォームして住むことになりました。そして、新居のお披露目もかねて、久しぶりに親族が集まることに。ひさびさに親族がそろうとあって、私たち家族も楽しみにしていました。
親族の集まりに参加したのは、叔父・叔母とその娘3人(私のいとこ)、そしていとこの子ども2人+両親+私たち家族の総勢12名の大所帯です。昼間に集合して一通り家の中を案内しました。私たちが家を受け継いで住むことをみんなが喜んでくれてひと安心。その後、昼食を兼ねてスタートした宴会は、大いに盛り上がりました。最初は楽しく飲んでいましたが、一向にお開きする様子が見えません。子どもたちも飽きてきて、ぐずりはしないもののゴロゴロと寝始める姿も。みんなに声をかけるタイミングを完全に失ってしまいます。
そうしていると、話に夢中だった父の手が冷酒に当たり、盛大にこぼれました。続けて叔母がそばつゆを絨毯にこぼし、「タオルタオル!」と大騒ぎ! さらに、掃除しようとした父と叔父が徳利を倒してしまいます。徳利は私がお土産に買った大事な物。私たち夫婦の酔いはさめ、夫もその光景にドン引きです。久しぶりの集まりで楽しかったのか、それでもなお、飲むことを止めない親族たち。そろそろ解散してほしいと思いながらも、雰囲気を壊すのは気が引けると遠慮していました。
すると見かねた母が「いい加減にして! いつまでだらだら飲んでいるの!」と一喝してくれたのです。母は温厚な性格なので、私も夫も大声で怒った姿を見たことがなく、驚きました。それを聞いた親族たちは我に返り「お開きにしよう」「タクシーを呼ぼう……」と片付けや帰り支度を始めたのです。母のおかげで、私も「ようやく終わったか…」と安堵し、母は「子どもたちのほうがよっぽどお利口さんだったわ」と言って、子どもたちにお菓子を持たせてくれました。母のおかげで、帰り際は少し穏やかな雰囲気に。
後日、父は菓子折りを持ってきて謝ってくれ、叔母も「長居してごめんね」と言ってくれたので、現在もわだかまりなく付き合えています。お酒に飲まれて迷惑をかけた親族たちを反面教師に、改めて自分も気をつけようと思いました。子どもたちに向けて、恥ずかしくない大人でいたいと思った出来事です。
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作画/ひのっしー
著者:緒方佳子
3姉妹の母。子育てのおもしろい体験談や家族のエピソードについて執筆している。保育士の免許を持っているが、わが子の育児は難しい。
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