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「ど、どうしよう!」接客中におなかに異変が…大ピンチを救ってくれたのは!?

私は接客業をしているのですが、ある生理中の接客中におなかに痛みが! 立っているのもつらいほどの痛みに耐えていると、ある救世主が現れて……!?

 

 

接客中に腹痛!

接客業に勤めて、1カ月程ほど経ったときのこと。私の職場の店長は男性で、パートさんはほとんどが女性です。その日は、女性のパートさん2人と店長、そして私の4人で仕事をしていました。

 

男性客に声をかけられ、接客をしていたときです。急におなかが痛み、経血が出る感覚がありました。ナプキンをしていたので漏れる心配はありませんでしたが、おなかの痛みがとてもつらくて……。

 

トイレへ行きたくても、接客中だったので離れるわけにいかず、私は必死に我慢していました。

 

近くにいたパートさんが

なかなか終わらず、おなかの痛みで冷や汗が流れ始めて、どうしようかと思っていたときです。近くで作業をしていたパートさんが駆け寄ってきて、「〇〇さん、店長が呼んでたよ! 急ぎの用事みたいだから早く行ってあげて!」と私に声をかけてきました。

 

黙って立っているのがつらかったので、内心で「助かった!」と思いながら、裏で作業をしていた店長のところへ。しかし、店長に何の用事なのか聞くと、「呼んでいない」と言われました。

 

不思議に思いながら、ひとまずナプキンを替えるためにトイレへ。そして、痛み止めを飲むと、痛みが和らいだので、ひと安心しました。

 

ナイスフォローに救われた!

そのあと、パートさんに店長が呼んでいなかったことを伝えると、「〇〇さんの顔色が悪かったから、声をかけちゃったの」と笑顔で言ってくれました。

 

それだけでも、私はパートさんの気づかいがうれしかったのですが、「おなかは大丈夫?」言いながら背中をさすってくれて、一気に心が軽くなって涙が出そうになりました。

 

 

その後、しばらく休憩をいただいてから、仕事に戻りました。店長は何があったのかわかっていなかったようですが、パートさんが事情を説明すると、「気づかなくて申し訳なかった。体調が悪かったら休んでね」と言ってくれて、私はこんな素敵な職場で働けてよかったなと心から思いました。

 

著者/櫻井 藍
イラスト/まっふ
監修/助産師 松田玲子

 

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