みなさんは子育てをしていて、自分が変わったと感じたことはありますか? 私は、よくも悪くも、物ごとをはっきり言えるようになり、怒りっぽくなったと感じます。まわりのママ友も、「怒りっぽくなった」「忍耐力がなくなった」と感じるなど、子育てを通して心境の変化があったようです。
妊娠前の私の性格
妊娠前、私は「人見知りであまり意見をするのが得意ではなく、いやなこともいやと言えない性格」でした。まわりの人からは、安定的で落ち着いているとよく思われていました。
そのため、小さな子をしかっているママを見るたびに、「子どもがかわいそうだなぁ」「気性が荒い人だなぁ」なんて、人ごとに思っていたのです。自分の子どもができたとしても、そうならない自信がありました。
気付くと怒りっぽいママになっていた
わが子が新生児のときは、落ち着いた育児をしていたと自分では思っています。そのため、「わが子はこんなにかわいいのに、怒鳴ったりする親が信じられない」とさえ思っていました。
ところが、子どもが成長するにつれ、子どもにイライラして怒っている自分がいることに気が付いたのです。「あれ?いつの間に怒りっぽいママになっていたのだろう……」と不思議でした。以前、人ごとだと思って見ていた親子の姿が、今の自分そのままなのです。
なぜ怒りっぽくなったのか
なぜ、いつの間に怒りっぽくなってしまったのか、私は考えてみることにしました。その結果、4つの理由があるのではないかと自分では思っています。
(1)子どもが心配
(2)夜泣き続きで精神的に限界
(3)ホルモンバランスの変化
(4)子どもを守る母としての責任感
私は、子どもの成長とともに、自分も変わっていたことに気が付きました。また、人見知りだった性格が変わり、今では初めて会った人にでも自分から声をかけることが好きになり、自分の意見も言えるようになりました。
子どもを育てるなかで、自分の思い通りにはいかないこともたくさんあるとわかっていても、イライラしてしまったり怒ってしまったりしますよね。私も毎日反省しています。今後は忍耐力をつけ、少し落ち着いて見守れるような母になりたいと思っています。みなさんは、子育てを通して、どんなふうに自分が変わったと感じますか?
著者:武山あゆみ
三男一女の母。ワンオペ育児に奮闘するかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。