いつまでも続く恥骨痛
次男を妊娠中も初期から恥骨痛があり、市販の骨盤ベルトを巻いてしのいでいました。「長女のときも長男のときも、出産して少しすると痛みがなくなったから、今回もそうだろうな」と思っていました。
しかし、次男を出産して3カ月が経とうとするころにも恥骨痛がたまに出現し、ある日、右の股関節がいきなりピキーンと痛んだのです。私は整形外科を受診して「産後なので、骨盤が緩んでいるんですかね」と相談したところ、医師から「あなたのレントゲン写真を見たところ、先天性の臼蓋形成不全だね」と言われました。
股関節の臼蓋という部分の骨が生まれつき小さく、そのために痛みが発生しているとのことでした。医師から「妊娠中もかなり痛かったでしょ?」と聞かれましたが、私は「妊娠中の恥骨痛は誰しもが経験すること」と思っていたので、それほど気にしていなかったのです。
私の股関節は炎症が起きて痛みが出ているとのことで、抗炎症剤と痛み止めが処方されました。たくさん歩いたり、重いものを持ったりすると症状が悪化するようなので、お出かけのときは次男を抱っこひもではなくベビーカーに乗せたり、歩き過ぎないように注意しています。「妊娠中の恥骨痛がいつまでも治まらないな」と思っていたら、原因は別のところにあった、という私の体験談でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師 松田玲子
イラスト/ななぎ
著者:吉川 みきな
14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。