私の娘はよく食べます。とてもうれしいことなのですが、離乳食が完了した1歳ごろから心配な点が出てきました。それは、とにかく食べるのが早いこと。よく食べる子ならではの不安もあるのだと感じました。今回は、そんな娘の様子や栄養士さんに相談したときの体験談をお伝えします。
食べる量を制限しないとエンドレス状態
離乳食の時期からモリモリ食べる娘。お兄ちゃんのときは小食で悩んでいたので、その点はとても楽でした。しかし、問題はここからでした。大人の食事をとり分けて食べられるようになってから、娘の食べっぷりがさらに増していきました。
私が食べる量を制限しないと、エンドレス状態です。私が「ごはん終わりね」と言うと泣くのが日常茶飯事でした。よく食べることはいいことですが、食べる量が多すぎると心配になりますね。
うどんを丸呑みする娘にあ然!
娘がうどんを食べる様子を見ていたときです。娘にとって大好物の食べもの。とてもうれしそうに口へ運ぶ姿を微笑ましく見ていました。「チュルル、ゴクン」。うどんが次々と口へ運ばれていきます。
ん?これは明らかに丸呑みしているぞ!私はあ然としました。でも、丸呑みしたわりには立派なうんちが出たことが不思議でした。食べるのが早いのは噛んでいない証拠だと心配になり、栄養相談へ足を運びました。
子どもの口より少し大きめにカットする
よく噛まない子への対応策は、茹でた野菜やバナナなど、噛まなければ食べられないものを与えるようにと教わりました。噛まなければならない食べものを意識的に与えることで、「噛むこと」を覚えるのだそうです。
また、食べものはすべてひと口サイズにするのではなく、子どもの口より少し大きめにカットするのもコツだとか。さらに幼児期の満腹中枢は未熟なため、親が区切りをつけることも大切だと知りました。
よく食べる娘は現在3歳になりましたが、当時と変わらず食欲旺盛です。まだ十分に噛んで飲み込まないことが多いのですが、少しずつ噛むことを覚えてきました。食事中は「カミカミしてね」が口グセになっている私です。
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。