子どもの言葉がなかなか出てこなくて心配になるママは多いと思います。当時、娘が1歳だったころ、まわりのお友だちと比べると言葉数が少なくて私も心配でした。みんな「ママ」と発しているのに、うちの子だけ言えません。ところが、2歳になると……!? 悩んでいたのがウソみたいだと感じた体験をお伝えします。
1歳を過ぎても「ママ」と言えない
娘が1歳を過ぎ、私のことを「ママ」と言ってくれる日を待ち望んでいました。ところが思っていたより言葉が出てきません。まわりのお友だちが「ママ~!」と言いながら母親に駆け寄る姿を見て、娘の発達が遅れているのではないかと心配になりました。
娘が発する言葉といえば「ダーダ」。これは誰かを呼ぶときに使います。いつダーダからママに変わるのだろうか。私は心配で教材を購入したり、育児相談や小児科へ足を運びました。
1歳半健診を目の前に発した言葉は!?
耳の聞こえや視線、行動などを診てもらいましたが、特に気になることは見つかりません。1歳半健診まで様子を見ることに。相変わらずダーダしか言わない娘を心配していたのですが、健診を目の前にして突然「マンマ」と発したんです。
最初は気のせいだと思っていたのですが、明らかにごはんを見ながら言っています。ママではなくマンマでしたが、初めての言葉は感動しかありませんでした。
悩んでいたのがウソみたいにおしゃべりに
マンマと発語したのを境に、語彙が爆発的に増えました。1歳半健診では言葉の発達は問題なさそうだと言われ、今まで悩んでいたのがウソみたいに変化しました。さらにマンマからママ、パパ、ワンワンなど、日常的によく聞く言葉から出てきました。
2歳を過ぎたとき、さらに語彙が爆発。「ママ、きて」など、二語文が出てくるだけでなく、とにかく一日中おしゃべりしているんです。それは、私が受け答えに困るほどでした。
子どもの成長って分からないものですね。成長や発達はまわりの子と比べがちですが、わが子の成長をのんびり構えて見守りたいと思った体験でした。
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。