保育士さんの衝撃の言葉
口の中に食べ物を詰め込むと、反射的に戻しやすい娘。その特性から、周囲の子たちと比べるとどうしても給食を食べるのに時間がかかってしまいます。その日は「給食の時間内に間に合わない、食べきれない」という焦りから、いつもより速いペースで口の中に食べ物を入れてしまったようでした。
お迎えに行った際に吐いたことについて報告を受けたのですが、先生は娘に「吐いちゃうとみんなが嫌がるし、迷惑かけちゃうから、その食べ方はやめようね」と伝えたと言うのです……。
先生も悪気があってそういう言い方をしたのではないと思うのですが、好きで吐いたわけでもない娘に対して、その伝え方はどうなんだろう……?という疑問が湧きました。「速いペースで口にに食べ物を入れないようにしよう」などと注意していただきたかったなと、これまで何年も担当してくださっている先生だったので、とてもショックで悲しくなりました。
家に帰ると娘は「ゲーしちゃうと(吐いちゃう)と、みんなに嫌われちゃう……給食の時間が嫌い」と涙していました。
大人が無意識にかける言葉一つで子どもを傷つけてしまい、影響を与えてしまう事があるということを考えさせられる出来事でした。注意するときこそよく考えてから言葉をかけるようにしようと思います。
イラスト/ふくふく
著者:すずきゆうこ
7歳、5歳の姉妹を育てる40代ママ。5年前に起業し、自営業にて講師業を務める。