赤ちゃんのときから知っておこう！和食とよく噛んで食べることの関係

 

こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。噛むことについて3回にわたってお話してきました。噛むことはあごを発達させ、肥満を予防し、脳を刺激するということでしたが、ではどのような食べ物を用意するといいでしょうか？

 

今日は私がおすすめする和食についてお話しします。

 

さて、どうして和食がいいのでしょうか。それは和食は必然的に噛む回数が多い料理だからです。和食と言えば一粒一粒噛んで食べるお米。汁物や煮物は根菜が多いですよね。それから繊維の多い野菜を使うことも多いです。

 

では具体的にどんな食材がいいのかお伝えします。

 

たとえば、にんじん、大根、ゴボウ、イモ類、豆類、ごま、わかめ、きのこ類などです。食事は、ゆっくりと時間をかけ楽しむことが大切。ゆっくり噛んで食事に時間をかけることは、家族団らんにもつながります。

 

「ひみこの歯がいーぜ」という言葉を聞いたことがありますか？

 

弥生時代は現代人よりもよく噛んでいたことと合わせて標語になっています。

 

【ひ】肥満予防

【み】味覚の発達

【こ】言葉の発音がはっきり

【の】脳の発達

【は】歯の病気を防ぐ

【が】がんの予防

【いー】胃腸の働きを促進

【ぜ】全身の体力向上と全力投球

 

 

噛むことはただたんに食べ物を体の中に入れるということではなく、上記のような効果もあるということ。子どもも大人も意識するといいですね。

 

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保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人　離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。