どうしたらいいかわからない…
未来(みくる)という女性に向けた手紙を見つけたこと、指輪の裏に「MIKURU」と刻印がしてあるのを発見したこと、そして大学時代のアルバムにカナエ先生の写真を見つけたことを夫に問い詰めた爽子。
夫はたしかに大学のときにカナエ先生と付き合っていたという。
そしていまはメンタルが不安定なカナエ先生のために「支えになりたい」と思って会ったこと、娘の名付けの際は「そのときはその名前が1番いい名前だと思っていた」と告白した。
これを聞いてショックを受けた爽子は、娘とともに家を出て先輩の家に身を寄せた。
そのころ、カナエ先生は爽子の義母に接触を始めていて……。
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夫のことを許せない気持ちと、娘と父親を引き離してしまう申し訳なさに悩む爽子。
一方の夫は、友人にお灸を据えられていた。
夫は「妻と子どもを失うことは考えられない。けれど元恋人を放っておくこともできない」と悩んでいるよう。
そんなところに、義母から電話が。
別居がバレたかと焦る爽子だったが、それは娘の未来の誕生日をみんなで祝おうというお誘いだった。
夫とも話し、娘のために誕生日はこれまで通りに過ごすことに決めた。
しかしその影で、実はカナエ先生は義母に近づいていたのだった。
◇ ◇ ◇
自分の気持ちと、娘の気持ちの両方を考えなければいけない爽子さん。きっと、とてもつらい状況ですよね。それなのに夫の拓也さんは、別居したあとも元恋人を「放っておけない」と言っています。一見やさしいように思える拓也さんですが、それは真のやさしさとは言えないのではないでしょうか。大切なものは何なのか、きちんと考えてほしいですね。
樹ユウマさんのマンガは、このほかにも以下のサイトで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
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